早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part7。

223**地雷** ページ16

勇樹「でも大丈夫☆桜チャンならすぐ俺の頂点になれる――」

降旗「いい加減にしろよっ!!!」


ついに切れた彼氏さんはお兄さんを引き離した。

ナイス、彼氏さん。


降旗「兄貴にだけには絶対渡さないからっ!!!桜さんは俺の彼女だっ!!!///」

勇樹「へーへー、安心しろよ。俺他人のもん奪う気はねぇからww
今のはコーキからかっただけwwてわけで、ゴメンネ桜チャン♪」

桜「あ、いえ……」


どうやら今のは彼氏さんをからかうためのお兄さんの嘘だったらしい。

なーんだ、良かったよかった。



勇樹「あ、でも桜チャンが俺の彼女になりたいって言うんなら、喜んで☆」

降旗「兄貴ぃいいいい!!!!!///」



いや、でもろくでなしなのは本当かも;;

すると、今まで完全空気だった私達を見て、お兄さんはにっこりと笑った。

なんか...嫌な予感...;;



勇樹「キミたちも可愛いよねー♪彼氏いる？いないんなら俺と付き合わね？」



ですよねー…



輝「アタシ彼氏いるんで。」



私が呆れてる間に輝は冷静に断る。


勇樹「そっちの子は？」

泉「あー…私も――」

彼氏います、と断ろうとしたとき、お兄さんが私の言葉を遮ってこう言ったのだった。



勇樹「キミ“ 背 高 い ”よねー？君より背の高い男子ってそうそういないんじゃないかなー？
その点俺なら１７８の長身だからさー、俺とキミとなら釣り合うと思うんだよねー？」




ピキッ...



輝「あちゃー;;」

桜「終わったね...お兄さん;;」



そうかそうかー、私には彼氏なんざできないって言いたいのね〜？

１７２のデカ女はお呼びじゃないと？ほー……



勇樹「あれ？どうしたの？肩に手を回して？あぁ、ハグなら喜んで―――」

泉「ふんっ!!!」

勇樹「ぎゃぁあああああああっ!!!」



しっかりお兄さんに卍固めを施す私。

あららー見た目よりぜ〜んぜん筋肉無いのねぇ？



泉「ご心配には及びません、私の彼氏、私より１３cmも高いのでっ!!」

勇樹「むごぼっ...!!あ、あぁそうだったのか...あいや、これはこれで...、
そういうプレイと思えば...耐えられゴホッ!!!」



いやー、ここが人通りの無い場所で良かったわ〜

人目気にせず、思いっきり殺れるからねぇ!!!






輝「降旗君、お兄さんたぶん怪我するわ、あれ。」

降旗「いや、いいですよ。兄貴の自業自得だし。
慰謝料とか取りませんのでどうぞ思いっきりしちゃってください。
あと兄貴修羅場とか慣れてるんで、大丈夫かと。」

桜「コウ君;;;」

224**ご愁傷様**→←222**ろくでなし**

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す