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正直この人に呼び出されたことには驚いた




「悟様、お久しぶりでございます」

「急に呼び出してしまい御足労お掛けしました。」



何も無い無機質な畳の上


この家の当主とは違い優しく穏やかだ。



「いやいや〜、大丈夫ですよ。」

「それで、今日僕を呼び出した件は?」



暖かい雰囲気が僕を包む




「今回の件は私の孫Aのことについて」


「悟様にお願いしたいことがございます。」



先程までの穏やかな雰囲気ががらっと変わる




「…はい」



少し、いやかなり緊張してしまう


Aが失踪してから緋麗家は必死に彼女の行方をおっている。


そして、今僕に話をもちかけた


もしかして、子供のことが…


ポーカーフェイスをしているつもりでも冷や汗が頬につたる。


どうしても隠し通さなければ



「私はAが生きていると信じています。」

「いや、確信しています。」


「もし、Aがあなたの元へ来たとしたら…どうか、Aを我が家から守っていただきたい…!!!」


彼から出た言葉には驚くしか無かった


「どうか…どうか、お願い致します!」


言葉と共に僕へ土下座をする


「頭を上げてください。」


「僕に訳を聞かせてください」


「はい…」

「もう、Aを解放させてあげたいのです。」

「妻は娘が亡くなってからAへの執着心がもっと強くなってしまいました。」

「私はAと悟様が恋仲だと言うことを当時から認知しておりました。」

「そして今、貴方との子供がいることも、知っております。」


心臓が跳ね返ると思った。


「大丈夫でございます。このことを知っているのは私のみでございます。」

「緋麗家も、ほかの呪術師にも知られておりません」


「そ、それはどこで…」


「Aが私にだけ、お腹にその子供たちがいる時話しました。」


「A自身が…」


驚きの連続でしかない


「私の願いは、Aがこの家の呪縛から解かれ悟様と子供達と幸せに暮らすことでございます。」

「緋麗家は先祖代々、継承者によって繁栄してこられました。」


「逆をいえば、継承者がいなければこの家は滅びるのです。」


「私は婿養子の身、ですが…妻を…」

「いいえ、この家の呪縛を滅ぼしたいのでございます。」

「緋麗家は呪われています。」


「どうか…Aだけでも助けたい。」



何が何だか僕でも理解が追いつかなかった。

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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦
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プスメラウィッチ - 続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしています。 (2021年4月20日 5時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディー(プロフ) - みーさん、返信遅くなり大変申し訳ありません!頑張って更新していきます! (2021年3月19日 22時) (レス) id: 6d339b4417 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディー(プロフ) - にゃるさん、返信遅くなり申し訳ありません。私はきっと五条さんは子煩悩になると勝手に思っているので欲望のままに書きたいと思います! (2021年3月19日 22時) (レス) id: 6d339b4417 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディー(プロフ) - 東雲さん、返信遅くなり申し訳ありません!私自身子育て経験ないので少し心配ですが頑張っていきます! (2021年3月19日 22時) (レス) id: 6d339b4417 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: 273ade198c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤマタノ | 作成日時:2021年3月9日 14時

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