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｢それでは、鬼怒田開発室長とA、会話に戻ってきて欲しい｣
｢すまん、こやつと喋ってるとどうも気が狂うわい｣
『はい！戻ります！きぬっちーじゃあね！』
｢｢｢｢きぬっちー…？｣｣｣｣
｢じゃあねじゃないだろ、お前もまだここにいるんだぞ｣
やれやれとあだ名で呼ばれるのも満更でもなさそうに席に着く鬼怒田
(((…鬼怒田さんが優しい…！！)))
｢それで、君の身元について話して欲しい｣
｢もし上の名前、苗字があるならそこから教えて欲しい｣
『面接みたい！面白いからいいよ！』
｢面白いからいいとはなんだ！！｣
『面白いのはいいことでしょーだ！』
｢だから！もう少しはしおらしくしたらどうだ！｣
『これが私です！べーだ』
まるで親のように口を挟む鬼怒田
質問の先々でこのような会話が続くのはさすがに辞めて欲しい
ゴッホン
｢鬼怒田開発室長、｣
｢すまん…わかったな！ちゃんとするんだぞ！｣
『はい！きぬっちーにいわれたらちゃんとする！』
それじゃあ、と口を開く
『私は、燐泉A』
『苗字は父のです』
｢燐泉 A、この名前に間違いはないね？｣
少し、確認するように忍田が言う
彼の知っている彼女とは苗字が違ったからだ
『うん！間違いはないはず！』
｢わかった。それでは空閑遊真とここへ来た経緯は｣
『有吾が日本に行けって言って、私もじゃあ行く！ってなった』
『まあ、遊真は私がいないとダメなんです』
キリッとドヤ顔をする
しかし、どちらかと言えば遊真が居なくてはAがダメの方が強いかもしれない
｢わかった、それからの質問は徐々に行っていく｣
｢君も目が覚めたばかりだろう。今日は休むといい｣
｢その前に、君がここでボーダー隊員としてやってく上司は城戸最高司令官だ｣
『あら、お顔の傷痛そう』
こんなド直球で顔のキズについて触れられたことがない城戸
またも、鬼怒田はおい！A何言っとるんだ！と怒る
しかし、城戸は少しも嫌な顔もせずに答える
｢…ああ。痛くはないさ｣
『大事にしてね』
｢ありがとう｣
旧ボーダー隊員以外の幹部は目が飛び出るくらいの仰天ものだ、
あの城戸司令が、わけもわからん近界民に優しい！と
｢今日からボーダー基地で生活してもらう｣
｢衣食住は確保してある｣
｢それと、1週間程は部屋で安静にしてなさい｣
｢わかったな｣
『んー、仕方ない、わかった！』
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まんじゅうDX - 初コメ失礼します。夢主ちゃんすっごく可愛いですね！見てるこっちまで和みました！更新応援してます！！ (2022年4月24日 14時) (
レス) @page34 id: b43443e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 楽しく読まさせてもらってます！見ていて気になったのですがSFではなくSEでは？間違っていたらすみません(-_-;) (2022年2月14日 15時) (レス) @page24 id: 5b64ed3081 (このIDを非表示/違反報告)
キラー - 面白い‼ (2022年1月18日 22時) (レス) @page33 id: 8d2b0ee58f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年2月23日 13時
