11 ページ13
ガタッ__
Aのために朝ご飯を作っていると、寝室から音がした。
Aが起きたのだろう。
昨日は大分サイコパスになっていたから、結構睡眠薬も打ってしまった。
今日はAも僕も仕事は休みだからいいけれど、身体は大丈夫か、少し薬をやり過ぎてしまったことを後悔する。
旧「…A？」
寝室の中に入ると、ベッドの上は血だらけで、Aは手首を何度も携帯用のナイフ型クインケで切っていた。
旧「…！Aなにしてんの！？やめろ！」
Aは血だらけになっていたものの、手首にはなにも傷が残っていない。
なぜならAは半喰種であるから。
例え、クインケであっても所詮は携帯クインケ。
天然の半喰種であるAに傷が残るわけがない。
だけれど、僕は心配だった。
Aが僕の名前を何度も言う時は、Aが精神的に辛い時。
「…！二福、にむら、ニムラだぁ…」
なんて僕の名前を何度も呼びながら泣き笑いするものだから、何か精神的に辛かったんだろうと心配になった。
旧「…A。僕ならここにいますから。僕が貴女を守るって言ったでしょう？独りで抱え込まないでください。大丈夫。大丈夫だから。」
そう言ってAからクインケを奪い、抱きしめて落ち着かせた。
「にむらぁ、わたしのにむらぁ神様なの、ね？そうよね？わたしだけの
「独りにしないで…。」
Aのか細い声は、まるで幼い女の子が独りを恐れるような声だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HARu(プロフ) - ふうっちさん» コメントありがとうございます！なかなか更新が遅く申し訳ございません…。頑張りますので、これからも応援よろしくお願いいたします！ (2020年5月24日 23時) (
レス) id: d53301ec48 (このIDを非表示/違反報告)
ふうっち(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！！！ (2020年5月23日 23時) (レス) id: 685d3c2a90 (このIDを非表示/違反報告)
HARu(プロフ) - 珱朱さん» コメントありがとうございます！まだまだ至らない点も多くあると思いますが、これからもよろしくお願いします！コメントして下さる方がいらっしゃると本当にやる気がでます！更新頑張ります！ (2019年6月6日 23時) (レス) id: d53301ec48 (このIDを非表示/違反報告)
珱朱(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援しています！ (2019年6月6日 16時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HARu | 作成日時：2019年5月2日 21時
