花の魔術師(♀)はナイトレイブンカレッジに入学したようです

17話 ページ18

「にしても、膝枕は予想外だった
俺はてっきり、花かと思ってたよ」


「最初は花にしようかとも思ったが、今の君には花じゃなくて休息が必要かなと思って」


「休息？」


「最近の君はお疲れのようだったから、僕の膝枕で眠って疲れをとってしまおうってことさ
僕は君にお礼ができる、君は疲れがとれる、お互いに徳がある！」


「そういうことか……(マーリンらしい)

だけど俺は…寝る……より……も……」


「好きな子であるマーリンと話をしたい」

その言葉を言う前にトレイは寝てしまった
マーリンの膝枕に鎮座したトレイは寝ないで話そうと考えたが
何故か、先程までなかった眠気が急激に襲ってきた
襲ってくる眠気にトレイは耐えられすに寝た


「おやすみ、トレイくんいい夢を」


トレイの頭を撫でながらマーリンはそう言った
マーリンは先の言葉を言う前に強制的に寝かせたのだ


「ごめんね、君の好意を無碍にして
でもわからないんだ、恋心と言うものが」


彼女は夢魔だ
人からとった感情のストックがなければ
感情の表現はできない
そんな彼女にとって恋愛のストックはあるにはある
だがわからない


「でも、最近は変なんだ
トレイくんからにはよくわからない感覚がするんだ」


感情のストックなしで感じたこと
マーリンにとってこれは世紀の大発見

ガワだけがマーリンなような彼女だが
夢魔の血を引いている彼女


実はマーリンはトレイからの好意に嬉しさを感じている


マーリン(彼女)にはわからない
恋愛をしたことがないから


トレイの頭を撫でながらマーリンはずっとトレイを見ていた





2人の青春はこれからどうなるのだろうか



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Q、何故マーリンは恋心が？

A、作者と転生させた人によって、千里眼が使えない代わりに
　 感情と味覚マーリンにあげた

感情のストックは意味がなかった
でも最近になって芽生えたって感じ

ちなみによくわからない感覚とは心が弾んでいる的な感じです

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