episode74. ページ37
あの後お別れをしてすぐに教室に戻ってきた。
てっきり噂を信じて後をつけていたのかと思ったら別件だと言っていた。あぁあれね。二章ね。
異世界の話も聞いていたらしく興味深々で聞いてきたが、茨の谷に伝わる本の中のお話だと医師紛れに誤魔化しておいた。
ほんっとになんで君N R Cにいるの。いい子すぎる。
教室に帰ってきたはいいもののなんだか騒がしい。てか注目を集めてる。さっきの噂も相まって自意識過剰になってんのかな。やだん恥ずかしい！
「あ、おい！A！どこ行ってたんだよ！」
『おぉ友よ。すこし餌付けにな。』
焦ったように私を見つけて声を掛けてくるミトコンドリア。モブっぽいな〜その焦りよう。((
「んな悠長なこと言ってる場合かよ！？お前、あの、あのマレウス・ドラコニアに呼び出されてたぞ！！」
何をそんなに勿体ぶって。と思ったら、
え、マレウス・ドラコニア？？
ツノ太郎っしょ？？
そ、マ？監督生じゃなくって？？
『え、ななななんに驚いてッッッるんだよ。いいい一応俺もディアソムニアだぜぜぜ？』
「お前が一番落ち着け。」
そんなことお構いなしに無慈悲に授業が始まる。
ずっと上の空で受けていたが先生にバレることはなく終わった。神か。
「A・セラス。授業が終わったら私の元に来るように。」
バレてた。最後の授業だったトレイン先生に呼び出された。
ミトコンドリアにはご愁傷様。なんて言われながら先生のもとに向かう。
『あの、トレイン先生。』
「あぁ来たか。そこに座りなさい。」
連れてこられたのは職員室ではなく、魔法史の準備室？にしてはお洒落な作りの部屋に通された。図書館の一角のような本棚にはぎっしりと本が詰まっていたから多分自室化した準備室なのだろう。(笑)
『失礼します。す、すみませんでした…上の空で授業を』
必殺。言われる前に謝まってしまえ。
席についたとたん謝ったら頷くような動作をされた後、口が開かれた。
「君も悩みが沢山あるだろう。女性教員がいないため相談しにくいだろうがいつでも私達教員を頼って欲しい。前の時間だったクルーウェルも心配していた。」
ん？？あれなんか心配されてる。
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ミキ - いやミトコンが好き！かっこよ！ (2021年7月26日 9時) (
レス) id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
ドグマ - サバナクロー寮との絡みが好きです笑更新待ってます！ めっちゃ好きです((告白 (2020年8月16日 1時) (レス) id: badd7d2e72 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 菜乃さん» ひょえ？！せ、性癖に刺さってくださる方がいらっしゃったとは…！！嬉しい限りです！ありがとうございますっ！ (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 桜庭まる。さん» ありがとうございます！やっと投稿致しました。またゆっくりですが更新していこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃 - 主さんの語彙力は尽きないんですか……？（訳本当に最高てす結婚してくだry……実はワタクシ、嫌われからの和解系が好きなのですが(ﾅﾝﾃﾞﾀﾞﾛｳ……）この小説はワタクシの性癖にドンピシャでした……続編楽しみにしてます…… (2020年8月14日 15時) (レス) id: 76c1001e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年5月15日 18時
