episode 143 −手がかり− ページ23
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つまり…マサキが来なければ俺も…
その……搾り取られてた…ってことか?///
『ま、お前は祖父さんに間違われたみたいだから
もっと丁重に扱ってもらえただろうけどな。』
ニヤリと笑う親父の言葉に
何も言い返せない俺…///
『それはともかく……』
『………///』
『"あの者たち"の中で唯一その存在を知られているのは
その、森にいる女だけだ。』
『…じゃあ、どうして"あの者たち"って"達"なんだよ?
他にいるかどうかもわからないのに…』
『その女はただの操り人形でしかない。
そこまでは分かっている。
本当に恐ろしいのは、それを動かしている"何か"だ。』
そういえば、サトシくんもそんなこと言ってたな。
ジュンはあそこに囚われている可哀想な女だって…
そしていよいよ事の核心に近づいてきたようで
親父の顔からは笑いが消え
真剣そのものだった。
『その…その何かって……』
『これは本当に言い伝えでしかないんだが…』
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そして親父は
この地で密かに語り伝えられてきたという
王家の物語を話してくれた。
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episode 144 −言い伝え・1−→←episode 142 −親父との会話−
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作者名:folklorist | 作者ホームページ:http
作成日時:2013年8月9日 14時