Hansel und Gretel -サトシとカズ- 第4章 (ページ18)

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episode 138 －気まずい親子－ページ18

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今オレは

非常に気まずい状況にいる……

『ショウちゃんのおじさんに聞けばいんじゃね？』

マサキのこの一言から

何故か

『絶対話した方がいいに決まってるっつーの！！｣』

という流れになって……

久しぶりに家に戻ってきた親父と

テーブルを挟んで向かい合っている。

当のマサキは…

『オレがいると、きっと話しにくいこともあると思うからさ
2人ではなしなよ、ねっ！』

そういうと、そそくさと自分の部屋に籠ってしまった。

家にいる時でさえ滅多に話さないのに

最近の親父は家を空けることが多くて

更に口をきく機会が少なくなっていた。

そんなこともあり

"事"が"事"だけに

何をどこからどう話せばいいのか…

それに、話したところで

親父が本当のことを教えてくれるか？

という思いがどこかにあるのも確かだ。

そんな煮え切らない態度のオレに痺れを切らしたのか

ずっと黙っていた親父が口を開いた。

｢なんだ？話っていうのは？｣

｢ああ…うん…その、なんていうか…｣

｢帰ったばかりで、疲れているんだ。
話があるなら早くしてくれ。｣

テーブルを指でコツコツと叩きながら

明らかにイライラしているのがわかる。

わかるだけに、却ってどう切り出すべきか

言葉を選んでしまって、言い出せなくなる。

｢……店のことか？｣

｢いや…そうじゃない。｣

｢じゃあなんだ？……まさか、女か？｣

｢なっ！！//ち、ちげーよ！そんなんじゃねーよ！！｣

ゴホゴホッ……///

全く…何言い出すかと思ったら

"女か？"って！///

まあ、あながち間違ってないわけじゃないけど…

って、何いってんだオレ！///

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