37話 ページ38
sideA
A『…』
牛頭「はぁ〜!!午後のティータイムって良いわよね〜!!」
馬頭「それにAちゃんとこうやってお茶会なんて贅沢よね〜!!」
芥子「まあまあ、動物同士仲良くしましょう。」
私は狐妖怪です…!
白澤様は遠くから監視してるみたいです。
白澤「あぁ…縮こまってる…芥子ちゃん居るからまだ大丈夫だと思うけど…」
うぅー!
帰りたいです〜!白澤様〜!!
白澤「可愛い顔してもこれは試練なんだよ!」
A『……』
牛頭「やっぱりあの人が居ないと喋れないのかしら…」
馬頭「さっきから泣きそうな顔してるし…」
芥子「呼んできましょうか?」
―数分後―
白澤「泣かない、泣かない。」
私をひょいと持ち上げて席に座る。
白澤「やっぱり2人以上はまだ駄目かぁ…」
2人とかの前に牛頭馬頭さんはインパクトの方が大きいです…
白澤「鬼神とお香ちゃんには打ち解けて居たから大丈夫かなって思ったんだけど…」
A『…ふぇ…』
白澤「よしよし。」
芥子「という事でお香さんを連れてきました!」
どういうことでしょう……
お香「あらあら、白澤様もご一緒?」
白澤「ほ〜ら。お香ちゃんだよ。」
ちらっと目を移せば…
お香「Aちゃん。大丈夫よ。」
お香さん!
白澤「良かったね。」
白澤(尻尾振って可愛い…)
A『…』
白澤「知ってる人居ても大人数だと駄目かぁ…」
お茶会は一旦お開きになり帰途につく。
A『…すみません…』
白澤「?」
A『せっかく白澤様と芥子さんがサポートしてくれたにも関わらず…不甲斐ない結果で…』
白澤様は急に私を持ち上げて
白澤「良いんだよ、ゆっくり色んな人と関わっていけば。」
白澤(但し野郎は認めない。)
桃太郎「おかえりなさい〜。」
白澤「桃タローくんただいま〜!」
A『ただいま帰りました…!』
白澤「やっぱり顔見知り程度じゃ駄目かぁ…」
桃太郎「いっそ1日白澤様と離れて過ごすとか…」
白澤「絶ッ対無理!!僕が!!!!」
桃太郎「そうやって甘いから親子共々駄目なんじゃねーの!?!」
なんか子どもの育児方針で揉める夫婦みたいです…
白澤「だって僕が見てない所で何するか分からないじゃないか!!?やっぱり僕が常に監視してないと!!」
桃太郎「可愛い子には旅をさせよって言うだろ!獄卒1日体験でもさせろ!」
白澤「無理!1日あの鬼神なんかと居られたら真っ白な心が穢される!!」
白澤様と桃太郎さんの夫婦喧嘩は終わらなそうです…
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けいけ - 更新楽しみにまってます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: f9798b2aff (このIDを非表示/違反報告)
雛雪 - この小説好きです!ヒロイン可愛い♪頑張ってください(^^) (2019年1月14日 22時) (レス) id: f50f701b3c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だんだんと夢主ちゃんのキャラがブレて来ていますよ。 (2018年3月16日 22時) (レス) id: 4a1156ae6a (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - ペテン師さんこれ程までに惚れた作品は久々です。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2018年2月19日 3時) (レス) id: 09ba0af9d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年2月5日 11時