【鬼灯の冷徹】神獣の部下は色んな人(？)によく好かれます……

36話 ページ37

sideA

てくてく歩くとまた列になって並んでいるお店がありました。

白澤｢美容の漢方をいっぱい作れば女の子が沢山……？売れ残ったら来年の福袋にでも…｣

桃太郎｢飲み合わせって知ってるか。薬剤師。｣

あまり副作用の強いものは好まれませんよ？

白澤｢分かってるわ！｣

あ、パンダさん。

A『…二足歩行のパンダさんなんて珍しいですねぇ。』

気になって気になって近づいたら

パンダさんに誘拐されました。

白澤｢うおおおおぉ!!うちの娘を置いて行けェェエエ工！｣

白澤様が鬼の形相をしてやってきました。

A『？』

白澤｢？じゃないでしょ！全くもう！知らない人に着いてったらダメ！｣

パンダさんは離してくれました。

｢白澤さんの言う通りですよ｣

あれ？この声…

A『パンダさんは鬼灯様でしたか…』

鬼灯｢着ぐるみに目がない亡者がショッピングモールで彷徨いてるという連絡があり、それっぽく変装したらまさか思いもよらない人が釣れました。｣

鬼さんは臨機応変に変装して大変ですね…

白澤｢現世ではぐれたら終わりだって何回言えば気をつけてくれるかな…｣

だって…

白澤｢だってじゃないでしょ。｣

A『…』

白澤(本気でしょげた！可愛いけど！)

鬼灯｢お疲れ様です、お香さん。｣

お香｢あら、白澤様にAちゃん。どうかされたの？｣

お香さん…普段と違います…

A『…蛇さんは？』

お香｢今日は現世バージョンよ。Aちゃんも現世の子みたいね。｣

白澤｢普段のお香ちゃんも可愛いけど、今日のお香ちゃんも可愛いね。｣

早くもお話し合いを始めました…


桃太郎さんにパンダさん(鬼灯様)との写真を撮ってもらい帰宅。

A『我が家は落ち着きますね〜…』


白澤｢僕が見てない所であの常闇鬼神なんかと｣

お膝の上でお説教です。


お香｢鬼灯様、ご機嫌ね。｣

鬼灯｢ええ、あの神獣をギャフンと言わせる攻略法が見つかったので。｣

お香｢…程々にね。あとAちゃんをいじめちゃダメよ。｣

閻魔｢鬼灯君、良いことあったの？｣

鬼灯｢ええ。Aさんがパンダに釣られるとは思いませんでしたが。｣

閻魔｢Aちゃんに悪い事教えこませちゃダメだよ。｣

鬼灯｢あの方はそれ以前です。｣


白澤｢今日の反省点は？｣

A『二足歩行のパンダさんは鬼灯様！』

白澤｢ンン！｣

悶絶始まりましたけど…

白澤｢うちの子バカ可愛い……｣

桃太郎(安定の親バカ…)

大丈夫でしょうか…

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