【刀剣乱舞】壱を求める話

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それは、天探女という上位神の領域である
神域に入り、縁切りを行う後に
Aの真名を呼びながら、神域にて囚われている
Aの捜索を行う刀剣達を“選ぶ”と言う事だった。


無論、神ではない赤神やムエは
その作戦には参加は出来ない。
刀剣男士でしか、この作戦には参加出来ないのだ。









長曽「何振りまでなら可能だ？」


赤神「最低でも三振り………万が一に備え、
もう一振りと考えると、
四振りが限界じゃないかな………

それ以上は無理だ」


蜂須「どうする、か」


明石「言い方はあれですけど、
刃選を間違えれば、即終わりでっしゃろなぁ。
慎重に決めた方がええと、自分は思います」









青江「僕が行ってもいいよ？」









候補にまず手を上げたのはにっかり青江であった。
意外な刀剣が立候補した事に、
彼を知る刀達は少なからずとも驚いていた。









堀川「青江さんが？」


青江「役には立つんじゃないかな。
僕はこう言った呪術とかには少し知識もある。
それに僕、気配は薄いからねぇ。
忍ぶのは向いてるとは思うけど」


赤神「え？それ幽体のバグの話？
本体置いて、幽体離脱しちゃったら終わりじゃね？」


青江「一振りで潜入する訳じゃないなら、
他の子が僕の本体を持っててくれれば
問題ないんじゃないかな？」


赤神「一理あるけども。
うー、ん………まあ確かにその神の神域に
何があるか分からんし………
呪術に明るいのは有利ではある。
(うちに石切パッパは居ないしなぁ)」


青江「他に居るかい？
僕と一緒に魅惑的な空間に入ってくれる刀。
………天探女の神域の事だよ？」









青江は頬を緩めたまま、
全員が見えるように振り向く。

そんな青江に対してまた一つ、手が上がる。









切国「俺も行こう」

赤神「おお、まんばちゃん」

厚「山姥切なら安心して任せられるな！」


物吉「これは頼もしいですっ。
どうか見習いさんを助けてあげてください」


切国「嗚呼」








それは山姥切国広であった。
赤神本丸の中で、最も強いとされてる山姥切の一言に
安堵するような表情となる者も多く居た。

だが、一振りだけ………
その手を止める者もまた居た。









「お前は駄目だ。山姥切」








切国「………長谷部？」


長谷「代わりに俺が行く。お前は主と本丸を守れ。
だからお前は今回、絶対に神域に行くな。
…………いいな？」









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