検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:41,524 hit

129pager ページ10







Q.どうして山姥切が主人公に
審神者について教えているの?




A.赤神「決まってるだろう?私が頼んだんだよ。
これでも数々のバグを抱えた刀剣男士達を
率いている身だからね。
ゲーム実況とかpi●ivとか見るのに忙しいんだ。


ちどちゃん……大千鳥十文字槍も危険なバグを
持っていただろう?

そう言う厄介なバグで、
うちの男士が政府に連行されない為にも、
管理しているってわけだし。


………そしてまんばちゃんと誌重ちゃんが
あわよくばくっついたら万々歳だと思っている。
とりあえずくっつけ。私に刀✕さにを寄越せ。



以上だ」







───────────────









切国「僅かに感じる温もりは、
きっと………貰った温もりだった。
俺が忘れているだけで、居たと思うんだ。
大切にしてくれた誰かが。

だから、だろうか。
俺には分かる。人と付喪神の痛みも、
恐れも、苦しみも…………喜びも」


『温もり………』


切国「それは人から貰った温もりだ。
………それを覚えていないのは残念に思う」








切国さんは自分の手を見つめ、
開いたり握ったりしながらそう語った。
彼の瞳は穏やかで、でもどこか寂しげだった。








『………私にも、そう思える時が来るかな』


切国「記憶を失った俺にも思えた。きっと来る。
もしかするともうそう思えているかも知れない。
あんた自身が気づいていないだけで」


『………そう、ですね。
ここは私的にも居心地は良い』


切国「なら良い。あんたは大丈夫だ」

『(優しい………)』








初めて、彼が笑った所を見た気がした。
そんな穏やかに笑えるんだな………
子をあやすように、彼は優しい声でそう言って、
私の頭を撫でてくれた。

ここに来てからよく頭を撫でられる。
こんなに心地良いものだったかな。









『あの………』

切国「!や、………すまんっ。癖で」

『フルフル)………撫でるの、上手ですね』


切国「…………き、休憩するっ。
ちち、茶は居るか?鶯丸から貰ってくるっ!」


『え、あの………』









何故か顔を真っ赤にして、慌てた様子で
切国さんは部屋を出て行ってしまった。
………人をあやしたり、慰めたりするの得意なのに
こう言うのは慣れてないのかな。


ちょっとだけ………可愛いと思ってしまった。

130pager→←128pager “忘れ去られた思い出”



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2021年2月27日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。