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その頃。王都。
数時間前に遡るが、ハッピーとシャルルは
エクスタリアにて自分達の使命を知る。
その命令に反し、彼らはエクスタリアを脱出したのだ。
エクシードとはこのエドラスにて唯一魔力を持つ種族。
気持ちが翼を作り、仲間の為に王都に駆けつけたのだ。
なんとかルーシィを助けることが出来た
ハッピーとシャルル。
しかし、堕天とされエクシードの軍から追われ、
更にエドラスの軍にも追われ、逃げ場を失っていた。
その時、あちこちから聞こえる角笛の号令。
城壁から立ち上がる王国の紋章を入れた多くの旗。
『コードETD』と呼ばれる謎の単語が
そこかしこで飛び交うようになり、
エドラスの軍は慌ただしくなっていた。
ﾙｰｼｨ「何か危ない予感がする………！」
ｼｬﾙﾙ《建物の中に入るわよ！》
嫌な予感を察したルーシィを他所に、
その間に兵士が行き届いていない建物の一つを見つけた
シャルルが二人を誘導した。
その間にもまるで照明器具のような形をした
巨大装置を起動し、水色の光を照射して兵士たちは
空中に照射を始める。
ドウッ！！
その光の照射はやがて一点を巨大な光の膜で包み込む。
その光の膜の中に入れられているのは、
ハッピーたちを追いかけてきた、エクシード達だ。
ﾙｰｼｨ「どういう事！？人間にとってエクシードは、
天使や神様みたいな存在でしょ！？反乱ってこと！？」
ルーシィ達は困惑しながらもこの状況に乗じ、
なんとか逃げる為に、この場を離れる。
国王ファウストは上空にいる
エクシード達の様子を見つめていた。
“女王様が黙っていない”と恨み節を残しながら、
大多数のエクシード達の姿は徐々に縮小していき、
やがてはネコの形を模した巨大な
そのまま中庭へと落下し、轟音を立てる。
兵士たちの動揺を隠せずに居た。
強大な力を有した女王──神への反乱。
その決定的な一打を行ったことへの恐怖していた。
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2024年3月4日 0時
