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「ああ、この子はフォウさん。マシュって子に懐いてるなんて話は聞いてるけど」
イシュタル「フォウ...マシュ...それじゃあアンタ...本当にっ...」
...さっきまで生意気だった彼女が涙を流している。声に出ないよう手で抑えてるけど、涙だけはどうしようもない。私たちを見て...すごく泣いている。
イシュタル「...ばかぁ...」
「あの...」
イシュタル「ねえ...名前聞かせてよ。」
直哉「俺は禪院直哉。」
「私はシーリ・シンセシス・サーティフォー。本名の方は明かした方がいい...かな?」
イシュタル「いいえ...結構よ。あなたたちを歓迎するわ!異邦の客人!」
セイバー「...早速一仕事といくか。お前も戦うか?」
イシュタル「ふふっ、十匹程度なら殺ってあげる♪」
でも、助けを求めていたのはこの人じゃない。この人ではないのだとしたら...いったい誰が私に助けを求めたの?
イシュタル「ところで、この辺にすごく大事そうなものが落ちてなかった?」
「...失くしたの?見かけてないよ。」
イシュタル「なっ、失くしてないわよ!!!見かけてないならわかったわ。油断して死なないでよ、シーリ!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年2月23日 8時