勝利と真実 ページ7
五条「開門!!!」
...開かない。獄門彊が全く反応しない。
エルキドゥ「どうして...!?マスター!マスターっ!!!」
朱桜「...彼女を失えば、彼には負けたも同然です。彼女の特別な力がなければ...最終的には止めれないんですよね...!?」
獄門彊の中で息が絶えることはない。封印されている限り生き続けるものだ。獄門彊を何とか開ける方法を探らなければ...彼らはAには一生会えない。
五条「僕が上と話してくるよ。あのクソジジイでも、やることはやってくれるはずだ。」
英智「...よろしくお願いします、五条先生。彼女は僕の後輩ですが...どうしてもあの記憶だけが拭えない。僕の大切な姉なんです...!」
五条「わかってる。こんなところで負けるなんて、こいつも嫌だろうからさ。...紺ノ助、そろそろ真実でも話してやったらどう?信も酒を飲まされて呑気に寝ているみたいだしさ。」
英智「は...真実?」
紺ノ助「チッ...真実っつーか、隠してるんだよ。悪いかよ。」
英智「...」
紺ノ助「お前らを責めてる訳じゃない。でもな...Aも無自覚に追い込まれていた。どう足掻いても殺せず、いつかはお前たちも失うって恐れた。その度に何度自分を傷つけたと思っている?」
ユージオ「紺ノ助!!!」
紺ノ助「いいだろ、もう...見てられない。毒を飲み、苦しそうにしているんだぞ。好きな人がそんなことになって...誰が耐えられるんだよ!!!」
英智「...五条先生、何がなんでも開けてください。そこにいる馬鹿と話し合う必要がありますので。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時