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探偵社で彼らと離れるとき、少しだけ嫌な予感がした。
私は此処に戻ってこれるのか、って。
探偵社から出てすぐに、魂分離の儀を行った。お母さんに託された魂を大切な相棒に託して、私は一人お兄ちゃんたちの元へと向かった。
��｢...敵とはいえ、同情します。｣
｢...｣
��｢逃げなさい。もう縄なら解きました。｣
少しだけ痙攣するけど...まだ間に合う。お兄ちゃんたちを必ず連れ戻す。
��｢あの船...ようやく出航したんですか。後は虎を引き渡すだけのようですね。｣
｢...！｣
��｢もうあなたを助けるような真似はしません。そこの水上バイクも、高いところに登るためのワイヤーも使って結構です。ワイヤーは腕につければ使えますよ。...行きなさい。｣
｢あでぃ、がど...｣
��｢...どういたしまして。｣
英恵｢...俺たちも密輸か？何処に連れていく気だ。｣
芥川｢貴様らは知らなくていいことだ。｣
有馬｢...部下たちも大勢連れてきちゃって...僕と英恵もここで終わりかな。｣
英恵｢黙れ、クソジジイ。お前はまだ家族を守る仕事があるだろ。｣
有馬｢ええ...守れるかなぁ。...あの水上バイクのように、僕も自由に海を泳いでみたいよ。｣
鏡花｢...水上？そこまで警備はない。｣
有馬｢知ってる。...芥川、僕たちを甘く見てるなら訂正してくれよ？僕と英恵は世界最強の暗殺者だ。｣
芥川｢...何が言いたい？｣
英恵｢ちとムカつくから...予定よりボコる。敦が目覚めるまで相手しろや、キ○タマ野郎。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年1月18日 19時
