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太宰「ゲホゲホッ…はぁ、はぁ……ちょっと敦くーん、私後少しで死ねたのにー。」



中島「助けてあげたのに文句云わないでくださいよ!」



太宰「はぁ…もー、亦あの子が来るじゃないかぁ……。」



中島「…あれ?来ませんね。何時もなら直ぐに来るのに。」



太宰「遂に警察に捕まって今は牢獄の中かな。」



中島「ちょ、あの子に容赦無いですね…。」



太宰「普通だよ。」









確かに…何時もならもう私の目の前に立って好きとか、付き合ってとか叫んでるくせに今日は何故か来ない。

本当に捕まったのかな?
警察に元から目を付けられていたかもしれないね。

あ、其れか探偵社に居るっていう可能性もあるねぇ。与謝野さん辺りに解体されてたらいいのに。




探偵社についても彼女は来なかった。

久し振りに静かな時間だ。
ゆっくり珈琲でも飲みながら仕事をするか…。

彼女に侮辱されて以来変なスイッチが入ってしまい、国木田くんがドン引きするくらい仕事をする様になった。



一時間経っても彼女は来ない。

まぁ…いい事なんだけどさ……。









与謝野「太宰、未だ何時もの子は来てないのかい?」



太宰「漸と警察に捕まったみたいですよ。」



中島「太宰さん…どんだけ彼女の事嫌いなんですか…。」



太宰「蛞蝓の次くらいに嫌い。」



中島「蛞蝓と同レベル…。」



太宰「しつこい子は嫌いなのだよ。」









コンコンコンッ



皆んなの視線がドアに向けられる。

真逆…今来たの?遅すぎるご到着だこと…。



国木田くんが警戒しながらドアを開けに行く。
ドアを開けると其処にはセーラー服の少女が、









?「済みませんっ!此方に太宰さん?と云う方はいらっしゃるでしょうか?!」






居なかった。

代わりに喪服姿の女性が立っていた。





国木田「だ、太宰ですか…?其処に居る奴が太宰ですが…。」



?「お願いです!今直ぐ来てください!」



太宰「は…はい。」









見知らぬ女性に手を引かれタクシーに乗せられ、葬儀場に着いた。

何故私は葬儀場に連れて来られたのだろうか。見当が付かなかった。

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みみくも@文スト沼(プロフ) - 本ッッッッ当に面白かったです、夢主ちゃんの手紙のシーン、思わず泣いてしまいました。他の作品も見させて頂きます…! (2017年8月23日 2時) (レス) id: 413539ed0e (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ!(プロフ) - 天さんさん» 打つ手が震えるほど?!病院行きましょうそれは!!← 掛け持ち作品の方も読んでくださっているなんて嬉しいです(*^^*)神様では無いですよ(笑)通りすがりのバカです(`・ω・´)キリッ最後まで読んでいただき有難うございました!!! (2016年12月25日 23時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - もうダメです。心臓が煩くてこれを打つ手も震えてます!誤字がないことを祈ります←すっごい面白かったです!掛け持ちの作品もほとんど見たことあるのでした!!神様ですね……素晴らしい作品をありがとうございました!!! (2016年12月25日 22時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ!(プロフ) - 夜風さん» 夢主ちゃんが寒いと言っていたのはまぁ私の勝手な設定ですがもうすぐ死ぬという前兆みたいな感じです。夢主ちゃんは寒いと感じることが死に近いと分かってます。最後まで読んでいただき有難う御座いましたぁぁぁ!!! (2016年12月25日 19時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
夜風 - 最初はもう既に夢主が亡くなっていて、幽霊の状態で太宰さんに会いに来ているものだとばかり思っていましたw外れてしまいましたが…夢主が「寒い」と言ってたのには意味などはないのでしょうか?長文失礼いたしました。とても面白かったです! (2016年12月25日 14時) (レス) id: aab0caec5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:id | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月19日 2時

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