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4話 ページ4

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「甘い物が飲みたくて迷ってたんです! よく分かりましたね!」

「誰の目から見たってお前が悩んでることくらい分かるって…。これとかクラスの女子が美味いって言ってたぞ」

「あ、じゃあそれにしようかな」

「ん」



二郎先輩がボタンを押せばガコンとオススメされたジュースが出てきて、はいっと私の手に渡されて「ありがとうございます」とお礼を言ったところであれ? と違和感に気づいた。
私、いつお金入れたっけ…? しばらく迷うだろうから、さっきは友達の分だけ入れたはず…。

二郎先輩が奢ってくれたことに気づいた時には既に先輩は運動場の方に行ってしまっていて、ここから大声で叫んでも聞こえるか聞こえないかの距離だった。

でも、私は言わずにはいられなかった。いつもの私なら恥ずかしくてこんなことできないけど、先輩に向けてなら、自然と声が出る。



「ありがとうございます!! 二郎先輩!」

「!? …は、早く教室戻れ!!」



シッシッと追い払う仕草をする二郎先輩の顔は真っ赤だった。先輩は恥ずかしがり屋さんだなぁ…。

手の中のいちごみるくを見るとなんだかキラキラ輝いているように見えて、なかなかの自分の重症っぷりに呆れた。先輩に奢っもらっただけなのに、こんなに喜んでしまっている私は単純な女だ。

嬉しくって仕方がなくて、私はスキップしたくなる気持ちをグッと堪えて教室に戻った。



_♡_



「(あ、先輩走り幅跳びしてる…うわああ! 今すっごい飛んだ! かっこいい!!)」

「(さっきから視線が気になる…)」


七瀬ちゃんの視線にしっかり気づいてる山田二郎。

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幽々華(プロフ) - アオハルやー!!!かわええ!!すき! (2021年1月16日 19時) (レス) id: 1e7a7481f9 (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 実は前から見てて面白いなと思って何回も読み返してます!!コメントする勇気が無くて今更何ですけど…!!頑張ってください応援してます!!ホントに今更すみません!!コメント失礼しました!! (2020年3月12日 13時) (レス) id: ecf617ad4f (このIDを非表示/違反報告)
マロカン - コメント失礼します! すみません尊いです(( 尊すぎて禿げそうです← これからも更新頑張ってください!続き、楽しみにしてます! コメント失礼しました! (2019年1月3日 23時) (レス) id: 2a1532ad88 (このIDを非表示/違反報告)
XDDDD - わー!!!だめだ。これは高評価を押さざるを得ないよ!!二郎がかわいすぎる、、、!!おうえんしてるよ!!笑 (2019年1月1日 23時) (レス) id: 8d999ddc14 (このIDを非表示/違反報告)
観音坂とよ(プロフ) - おもしろいです!がんばってください! (2018年12月29日 23時) (レス) id: cf15bbc5d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:id | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年11月19日 16時

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