【黒バス】プリン好きと柑橘好きは……！

8話 い、犬嫌い！ ページ10

「さて、手をあわせて」

「いただきまーす！」

「いや君達何歳児！？」


　私、紀伊、シン(神威のあだ名)の順に発言して夜ごはんをたべはじめる。どうでもいいけど私の寝顔は強制的に削除した。

「それで君達高校はどうする？一応高校一年生ってことにしといたけど」

　シンが聞いてきた瞬間、紀伊が思いもしない速さで答える


「霧崎がいい！」

「そこって男子校だったような、いいや今年から共学にしといたから」


　シンは本当になんでもありだなあ、でも紀伊なら男バスしそうだ……なんてこったい。

　私はどうしよっかな……紀伊が心配だし霧崎に行ってもいいけど、夢は叶えたいしな。まあ、紀伊ならなんとかするかあ。

「私は秀徳高校がいい」

「オッケー！

僕は個人的用事があるから海常高校に行くよ、っていうか僕は2年だからね。えっとーあ、そうそう手続きもしといたから」

　僕は大人にもなれるから父親にしといたよ。とか付け足す……つまり私は形式上こいつ(神)の娘……？


「吐き気してきた」

「ひど！？」



「悪気はない」

「ねえ、ところでご飯おいしい？」


　紀伊が顔をのぞき込むように話かける。まあ、ご飯に関しては普通においしい。ちなみに私が作るとゲテモノ料理が出来上がるから料理は全部紀伊まかせ。

「もちろんだよ」

「やったー！」

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