ナンバカ短編小説〜桜〜

バレンタインデー〜ロック２〜《雨唆様リクエスト》 ページ2

私の気になるお方…
それは……




〜5舎〜


私の気になる方は今日も大和さんに誘われて5舎で鍛錬しています
陽が差し、とてもぽかぽかと暖かい陽気に包まれて…
私は、気になっているお方を探します。

目的はもちろん……本命のチョコレートをプレゼントする為です……


リャン「ロック、誰か来ているぞ」

ロック「あ？A！？」

大和「やぁ！A君！今日も素晴らしい天気だなーー！ハッハッハーーー！」


「リャンさん、ロックさん、大和さん、鍛錬お疲れ様です」


一礼をし、リャンさんと、大和さんにチョコレートのプレゼントを……(あ、もちろん義理ですが……)


「鍛錬をしていると、甘い物が欲しくなりませんか？作りましたので良かったら受け取ってください」


頂こうと伝えるリャンさん
白米とよく合いそうだと、相変わらずの大和さん
そして、何故かそわそわしているロックさん…


「あの、ロックさん。少しいいですか？」

ロック「あっあぁ……」



〜ロックside〜



Aが目に入った瞬間…心臓が波打つ
何故、自分だけ貰えないのかが少し不安でもあったが、その後呼び出され、その時も鼓動が収まることは無かった


「鍛錬中にお呼びだてして、すみません」

ロック「いや、気にするな」

「その、今日は、バレンタインデーですよね？」

ロック「あぁ。」

「良かったら、受け取って頂けますか？」


紫色の小さな箱にリボンがけされた箱をつけとる
「開けてもいいか」とAに聞き、「良いですよ。」微笑み返したAにドキッとしながら箱を開けた


ロック「これは…」

「少し下手ですが薔薇のチョコを作ってみました。」

ロック「すっ凄いな…食べるのが勿体ないくらいだ」

「是非、食べて下さい」


一口口にすると…
甘酸っぱいフランボワーズが口の中に広がりそこにもチョコレートの甘さが引き立つ


ロック「美味い！」

「良かった！」


チョコレートが入っていたカップになにか手紙のような物も入っていた

その手紙の内容は……



“Will you be my Valentine？”



ロック「A……」


ふふっと笑い照れているA
先に越されちまったな…
俺の方が先に言いたかっつーのに


ロック「たく…俺にも言わせてくれよ…」

「え？」



“You're my Valentine”




「ロックさん……」

ロック「A……俺はAが好きだ……付き合ってくれるか……？」

「もう、大胆な告白なんですから……」



“はい、よろしくお願い致します”

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