フ レ ン ド

5.目標 ページ6

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未来「何を書けばいいのやら…」




今年から使う机の上には、先ほど配られた、今学期の目標の紙。




縦に枠が３つほどある。



生活面、運動面、学習面。




これを書いて、なんの意味があるのやら。




まあ、とっとと書いて、早よ寝よ。






えっーと、生活面かぁ〜



朝早く起きるでいいか。





カリカリッ



よし。






次は運動面。



運動は……登下校走っていく。




これでいいや。





カリカリッ



うん。






最後に学習面。




これは簡単。



苦手な教科を勉強する……っと。





これでよし。



各枠の中に書かれた文字を見て、マジックでなぞった。








下の方に、自分の名前を書いて、紙を裏にした。





そして、顔を見られないように、腕を顔の横で組んで、机に伏せて、目を閉じた。














要するに寝る←









《キーンコーンカーンコーン♪》




何十分ぐらい寝ただろうか。




起こされなかったってことは、築いていなかったのか。




1番真ん中で、1番前なのに？←








先生「じゃあ、今書いた紙を、列の後ろの人、持ってきてくれ！」





目の前の教卓に立つ先生が、大きな声で言った。






後ろの人が、何も言わずに手を出してくるので、その上に、私は乱暴に紙を手渡した。






せめて、「紙ください」とか「回収します」とか言えないわけ？人間として最低だぞ←





そんなことを思っていたら、他のみんなは帰りの支度をし始めた。








あっやば。



早くカバン持ってこないと………！









小春「はい。カバン持ってきたよ〜」




未来「ありがとー！」





小春が持ってきてくれた茶色いカバンに、筆箱とか色々入れる。





そのまま先生が挨拶をしたので、みんな教室から出ていく。









小春「私たちも帰ろっか」



未来「そうだね」





2人並んで、教室を出た。









？「………………………………。」






つづく_____________。




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