【ポケモンsv】強い筈なのに最下位！？ (ページ5)

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さらに時は流れて…

ゼイユと弟君が帰ってきた。

なーんかゼイユは前よりぐったりしてるし、

弟君は凶暴になってるっぽいし…反抗期？

あ、それでゼイユがぐったりしてるのか…まあしょうが無い。誰もが通る道だ、それは。

と思ってゼイユをこの私が一緒に話してあげて元気にさせてあげよう！

と部屋に上がった訳なんだけど…。

「うわあああああん！！」

「大丈夫…？？そろそろ泣き疲れない…？」

何故か私の顔を見たとたんに泣き出す始末。

私ってそんな怖い顔してた？てか泣き疲れないの？もう十分くらい泣いてるけど…

明日の授業受けられる？大丈夫？

そんな言葉が私の頭の中をぐるぐる回ってるけど、

今はとりまゼイユの背中さすってあやしてる。

一通りなきじゃくった後、弟君の事について話始めた。

林間学校でパルデアのチャンピオンランクの女の子、アオイにあった事。

長い間弟君があこがれてた「鬼様」がオーガポンというポケモンだった事。

弟君がぐちゃぐちゃにならない様に秘密裏に事を進めていた筈が途中でバレていた事。

そしてなんとか誤解を解き、お面をとった「ともっこ」というのを二人で倒した事。

弟君がお面をとった「ともっこ」をゼイユ達が倒してる間に、村の人の誤解を解いた事。

んでオーガポンはアオイに懐いてるけどどうしても諦められないからバトルで決めようと。

案の定負けてそのまま強さでなんでも手に入れようと…ね。

成る程成る程。分かったぞ。

「つまり最終形態の激主感情持ちヤンデレになっちゃったって事ね…」

「ぐす…なんか言っだがじら？」

「うん、綺麗な顔面がぐちゃぐちゃになってるからとりまふきますよーっと」

その後なんだかんだでゼイユのお世話をして話してたら、

もう寮に帰らなければ行けない時間になった事に気がついた。

「じゃあゼイユ、そろそろ寮に戻るね。おやすみ」

「うん…おやすみなさい。」

ドアノブに手をかけてまわそうとする…と、

「言い忘れたんだけど、スグだけには本当に気を付けなさいよ。
あいつ、すっごくとげとげしてるから…その…」

「私が傷ついちゃうって？」

「…」

控えめに頷いたゼイユ。

まあ…

「大丈夫大丈夫！なんたって私腕っ節も強いからね。弟君なんて一発でK,Oだよ！」

「！…なら、大丈夫ね。おやすみ」

ゼイユの哀しそうな、でもちょっぴり嬉しそうな顔で送り出された私は、

そのまま廊下に出た。