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今日の訓練を終え、私達は四人並んで廊下を歩いて部屋へ帰っていた。
「紋逸来ても結局俺たちはずぶ濡れで一日を終えたな」
「改名しようかな紋逸にさ…」
「同じ時に隊員になったはずなのにこの差はどういうことなんだろう」
炭治郎が善逸に聞いた。
「俺に聞いて何か答えが出ると思っているならお前は愚かだぜ」
「…A、なんでAは直ぐにできたんだ？」
『ええと…なんでだろうね…？』
炭治郎、伊之助、善逸がカナヲちゃんに惨敗した中、私は彼女を鬼ごっこで捕まえることができたし、薬湯をかけることもできた。(くさいからカナヲちゃんにはかけずに寸止めした)
でも正直、自分と炭治郎達に何の違いがあるのかは分からなかった。
『こう…集中すると、光が見えるの、鬼と戦ってる時みたいに
それを、そこだっ！てやったら捕まえられたというか』
「全っ然当てになんねぇ!!」
『これでも一生懸命説明してるんだよ!?』
それから五日間、伊之助も善逸も炭治郎も、カナヲちゃんの髪の毛一本すら触れなかった。
負けなれてない伊之助は不貞腐れてへそを曲げた。
「俺…勝てナイ」
『伊之助！がんばろ！一緒に頑張ろ！』
「Aにまで負けル
俺の子分の癖ニ」
『ほんとに戦ったら分からないよ!?
今やってるの鬼ごっこだけだし！
というか私いつ伊之助の子分になったの』
「……」
『……なんか喋ろうよ…黙られるとさ…』
善逸も早々と諦める体勢に入って、「俺にしてはよくやった、遊びに出かけよう」と言った
『一緒に訓練しようよ!!』
「だって俺出来ないし!!けっこう頑張ったのに出来ないし!!これはもう出来ないってことなんだよ俺!!
Aちゃんと一緒にいれるのはそりゃあ楽しいけどさ、楽しいし嬉しいけどさ！かっこ悪いとこばっかり見られるんだもの！もう嫌!」
『善逸!!』
二人は、訓練所に来なくなった。
『炭治郎…真面目なのは炭治郎だけだよ…』
「どうしよう、アオイさん達に申し訳ないね」
『ほんとにね
炭治郎だけだよ分かってくれるのは』
「俺もAだけでもいてくれて心強いよ
ありがとう」
『こちらこそありがとう
私も、何か思いついたら言うね』
私と炭治郎は、二人で励まし合いながら訓練場に向かった。
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善逸推し - 面白かったです！この後の展開が気になります！ (2020年8月16日 10時) (
レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
我妻咲耶 - もうほんっとサイコーです！！！！ (2019年8月11日 4時) (レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 月影さん» コメントありがとうございます！本誌でのあの台詞を使うのはちょっと…と思い、あのような台詞になりました！とても嬉しいことばかり言って下さり、すごく嬉しいです！( *´ ∀ `)あまり早い更新ではありませんが、頑張ります！ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 0fe682c3ee (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - 1番最初のお話から読まさせて頂いてます！今回の話で、夢主ちゃんの前に立つ善逸...イケメンすぎて危うく私倒れるところでした笑話の内容もとっても面白くて、何回も読み返してしまいます！これからの展開がとっても楽しみです！更新大変かもですが、頑張ってください！ (2019年7月22日 6時) (レス) id: 140bc76271 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ひにゃたこさん» コメントありがとうございます！がんばります(*´▽｀*) (2019年7月17日 23時) (レス) id: 0fe682c3ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2019年7月16日 23時
