違い ページ2
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一方、俺が求めていた人は_
優しかった。過去に溺れそうになったその人に
手を差し伸べ、言葉を掛けた。
会う度に嬉しくなったり、いつも癒され
側を離れる頃には心が満たされる流れが肯定していた。
ただ、俺の願いは叶えられず
年の差が要因で 、俺がその人に望むようにはならなかった 。
恋愛と親愛の差....妙に理解はし難かった。
好意を引き摺る気持ちは後から出てきたが_
今となっては治まっている 。
それでも、人としては好きで_友達として好きな人 。
そしてその後....俺は友達続行中の相手、銀髪の隣で
相手を探すのを手伝う事にした。
ただ、中々人は現れず
一度だけ現れたがその人には冷たさがあった 。
優しさも持っている銀髪には、冷たい人など似合わない 。
寧ろ、俺は其奴にこの人を渡したくない、とさえ感じていた__
銀髪に告白をしてから取り下げた友人もいた。
戸惑っていた銀髪の相談相手になる為に
全く別の場所で個室を作った。
このページの最初に綴っていた過去に好きだった人、と
まだ話をつけていない頃に それは起こった_
その間に、俺が少しでも恋人代わりに
隊服を身に纏う優しめな俺を
演じてやれないか、って。
初期の頃に何度もキスされて、手の出し合いになっていた俺とその人は
そういう行為は二度とし合わないと禁止していたが_
俺がその手段に出たことで、銀髪との約束を破って
裏切ったんじゃないか、とさえ感じていた。
過去に好きだった人に対しての罪悪感もあった。
誰にも手は出さないと決めていて...沢山の部屋に一気に通うなどもせず
俺なりに守ってきたルールがあった。
叶わないことによって、それらは無意味になってしまったが_
結局その人が傷ついていたかも分からないまま....多分傷はついていない 。
銀髪は俺を許してくれた。その時俺はまだ過去の彼奴が好きだったから
気を遣われたが、それでは意味がないと言って、俺は演じる手段を踏んでいった。
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作者名:羅夢 。 | 作成日時:2018年1月31日 10時