きっと君は、いつまでも。【菅原考支】

【story10】 ページ10

貴方「別に…これは何の意味も…」

菅原「いや…あるでしょ」



まさにバットタイミングで

菅原さんに鉢合わせてしまった


菅原さんは、
たぶん責任を感じやすい人で…



私が泣いてるのを…ほっとけない、と思う。
ほっといてくれない…と、思う





菅原「なんかあった？」

貴方「いや…なにも」



まさか部活の先輩に泣いているところを
見られるとは…


親にも見せたこと、ないのに。



たいして話したこともないのに。






菅原「…俺に相談、できないこと？」

貴方「…」

菅原「…なら、しょうがないね」



苦笑いする、菅原さん。


いや…そんな目で見ないで下さいよ。
小動物的なそんな目で…





貴方「私…あｎ「あ、菅原さん。と、A」…」

菅原「あ、影山…」

貴方「ッ…」



ついでに呼ばれた感じ。

余計に涙腺ゆるくなっちゃうよ。



影山「…？Aなにしｔ「俺!」…はい？」

菅原「Aに用事あるから!またな!」

影山「え？あぁ、はい」





何考えてるんだろう、この人。


あ…
もしかして…




・






・








・








・








・







少し離れた中庭に
連れてこられた。


他に生徒は…誰も、いない。




菅原「…影山と……なんかあったのか？」

貴方「えっ…」

菅原「…そうだろ？」




何この人。

私のこと……見透かしてる?





貴方「…そう、ですね」

菅原「なにがあったんだよ」

貴方「…え、と」




この人になら…


言えるかもしれない。








そして私はさっきのことを全部伝えた。

「うんうん」と、相槌を打ってくれる菅原さん。



時々合う目は真剣で、
私は話してよかった、なんて思った。









今日からこの人が、
私の唯一の恋愛相談相手となった

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