4 再試と合宿とドライ少女 ページ4
「東京遠征……ですか」
「うん、今回、梟谷グループと合宿できることになったの」
「へえ……で、何であの二人は落ち込んでるんですか?もっと燃えてても良さそうなのに」
「テストで赤点とっちゃって、補習と追試で日程被っちゃったらしくて」
「そうなんですか……」
「縁無さすぎて、補習の存在すら忘れてたでしょ」
「まあね……」
「Aちゃん、全教科満点だもんね……」
「えっ……」
「満点とか……進学でもそうそういねーぞ……」
「王様と日向とは天地の差どころか次元の差ダヨネ〜」
「うっ……」
「まあまあ。人には得手不得手があるから。それに本気で頑張れば大丈夫だって!」
「本気でやって赤点の場合どうすればいいですか……」
「牛島さん!勉強教えてください!」
「ゴメン無理。私ちょっと忙しいから……。多分ちゃんとやれば再試は受かるって!」
「俺、90点何て取ったこと無い!」
「俺なんて80点すら取ったことねーよ!」
「ご、御愁傷様……まあこーいうのは日頃の努力の結果だからね、しょうがない」
「しれーっと見放せるあたりツッキーの幼馴染みだよね……」
「山口くんだって幼馴染みじゃん」
「まあそうだけど」
「じゃあ僕ら帰るんで。サヨナラー」
「が、頑張れ!さよなら!」
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作者名:リー | 作成日時:2017年11月11日 14時