1 きっかけは ページ1
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幼馴染はバレー部に入部した。小学校6年間は、私もやっていた。兄が怪童なんて呼ばれるようになってから、やってないけど。でも楽しそうな幼馴染の様子を見てると、やっぱり何かやりたくなる。…ふと思い出した。男子バレー部、マネージャーを募集していなかった?隣のクラスの女子が入ったって聞いたけど、私もやろうかな、マネージャー。まだ何の部活もしていないし。
「ねえ蛍、今日バレー部見に行くね」
「…は?」
「それじゃ、後でねー」
ちょっと状況についてこれない幼馴染は置いておいて、私はバレー部の練習場所である体育館へ向かう。来るなとも言われてないし、ちゃっちゃと行こーっと。
体育館前。
「♪〜」
「バレー部に何か用か?」
「!…えと、はい。見学しても良い、ですか?」
先輩に声かけられてびっくりしたけど、何とか言えた。
「いいよー、マネ志望?」
「あ、はい」
「そっか。今は女子が2人いるから、あんま気負わんでな」
「ありがとうござい、ます」
「いえいえー。…清水ー、マネージャーもう1人増えるかもだわー」
「そうなんだ」
うわぁ、なんか美人な先輩が…清水って呼ばれてたし、清水潔子先輩、かな?一応、蛍から聞いてはいたけど…美人すぎません?蛍?私聞いてないわよそんなこと!
「げ、本当にいる」
「蛍!」
「お?月島、知り合いか?」
「はい…」
「あ、Aちゃんだー」
「山口くん、やっほー」
「一応、幼馴染です」
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作者名:リー | 作成日時:2017年11月11日 14時