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更新が大変遅くなりすみません!
またちょこちょこ書き始めますのでお願いします!
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「A…覚えて……」
斎藤さんは見るからに驚く。
私は何かを忘れているの?
「…斎藤さんは……私の何を、知っているんですか…?」
「…………。…約束は覚えているが、あの時の記憶自体はない、ということか」
あの時?
「A!!」
あ、まずい。
「このバカ!なに急にいなくなってんだよ!どんだけ心配して探したと思ってん……誰だ?」
バッドタイミングだよ、修ちゃん。
「私の学校の先輩。偶然会ったの」
「ふぅん…、てか!なんで突然走り去って行くんだよ、心配させんなよまったく」
とりあえず肩から手を外してほしいなあ。
突然のことすぎてあれだけポーカーフェイスな斎藤さんが面食らった顔してるよ。
「いやあちょっとお腹痛くなっちゃって。私もう帰りたい」
「は?いや、まあ別にいいけど。あと、そんな簡単な嘘通じると思うなよ?」
ですよね。
お腹痛くなった、なんて先生にすら通用しなさそうだもん。
「じゃ、帰るんならもう行くぞ」
「うん」
さっき斎藤さんに握られたのと逆の手を繋がれる。そして1度も彼に視線を戻すことなく私たちはプールを後にした。
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咲弥(プロフ) - この作品面白すぎるんで、早く続きが見たいです!待ってます!!!! (2021年8月22日 1時) (レス) id: 7ba3ab4f3e (このIDを非表示/違反報告)
青椿(プロフ) - 初めまして!青椿です。小説、読ませて頂きました。面白かったです!続きが、楽しみです!更新、無理しない程度に頑張ってください! (2017年7月16日 12時) (レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
ruka777(プロフ) - そう言って頂けるととても嬉しいです(*^ω^*)これからも楽しみにしています! (2016年12月29日 2時) (レス) id: 374598d890 (このIDを非表示/違反報告)
優生(プロフ) - ruka777さん» コメントありがとうございます!直接応援のお言葉を頂ける機会はなかなかないのでとても嬉しかったです! (2016年12月29日 2時) (レス) id: 4ab937d4f3 (このIDを非表示/違反報告)
ruka777(プロフ) - 更新頑張ってください(*≧∀≦*)応援してます! (2016年12月23日 10時) (レス) id: 374598d890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鳴宮 汀 | 作成日時:2016年5月8日 1時