▲じゅうろく ページ17
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A『は?え?』
晋助の口からそんな言葉が出た事に、私は目を見開いて驚いていた。
高杉「…A」
ドカン、という花火の音と同時に、
ちゅ、と柔らかいなにかが口に触れた。
A『…ん、?!』
気がつけば、晋助の顔が真ん前にあって。
高杉「…はぁ」
ポス、と晋助が私の肩に顔を
A『…急にやんなよ…ばぁか…』
高杉「…悪ィ」
おそらく、晋助の顔は真っ赤っか。
だがそれは、私も同様。
A『今日が、初?』
高杉「…だな」
A『…正直言ってい?』
高杉「おう」
A『…あれ、…ファーストキス、私の』
うわぁ、言っちゃったよ…引かれないかな…。
とか思ってると、晋助が言った。
高杉「…俺もだ…」
と。
A『え、嘘?』
高杉「…ほんと」
…なんか、かわい。
A『ねー晋助、こっちみてよ』
高杉「無理」
A『なんでー』
高杉「…今見たら、理性崩れる、」
あの晋助が理性崩れるとか、意外すぎて。
A『花火、みよか』
高杉「…そうだな」
晋助は顔を上げて、ベンチに腰掛ける私の隣に座った。
高杉「…手、繋いでいいか」
A『いいよ?』
高杉「…ん」
ギュ、と握られる私の手。
いつになく積極的な晋助に、ちょっと緊張してたり。
高杉「なぁ、A。」
A『ん?』
高杉「…俺の事好きか…?」
A『知らね。』
私の答えに、晋助は私を見て殺気を出した。
高杉「…てめェ…こうきてそれはねーだろ…」
A『あはははっ』
晋助の言葉に笑ったあと、一言。
A『…大好きだよ、晋助?』
かぁっと晋助の顔が真っ赤になるまで、残り数秒。
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Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?! ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時