人は髪型が100%ーハイキュー！！短編集ー

太陽みたいなオレンジ頭の0% ページ45

日向 翔陽




貴方「ふぅ〜重い重い」


私は大量のプリントを持ちながらよろめく




貴方「あの、ハゲめ…女の子にこんな重いものを持たせやがって…！」



日直だからしょうがないけどさー








「あれ？和久井さん？」


貴方「あ！日向くん！」




ゆっくり振り向くと、日向くんがいた



日向「重いでしょ！？持つよ！」


っと、4分の3くらい持ってくれた





貴方「も、持ちすぎだよ！私も、」


日向「いいのいいの！ここまで持ったからな！」




ピッカーン！と輝いている笑顔




眩しいぜ







と、歩いているうちに目的地の資料室へ



日向「これ、もしかしてホチキスで留めたりする？」


貴方「するけど、それくらいは一人でできるよ？」


日向「手伝う！任せろ！」



またまた、眩しい笑顔…








貴方「いやー、日向くんって本当にいい人だね」



ピタッ




日向くんの動きが止まる















日向「俺、和久井さんが思ってるほど、いい人なんかじゃないよ」


貴方「いや、すごいいい人だよ？」







どうしたのだろうか、少し声のトーンが変わった









日向「このままじゃ、いい人止まりは確実だと思ったから、しょーがないっか！」


貴方「え？」




日向くんがだんだん近づいて来た








貴方「ど、どうしたの？」



っと言った途端







ガン！！！



貴方「ひぃっ！？」






私を押して壁に押さえつけた









貴方「ひ、日向くん？」


日向「ん？」




笑ってる



けど、さっきの眩しい笑顔じゃなくて




なんか、大人びいた表情だ










貴方「わ、悪ふざけはやめよ？」



日向「ふざけてなんかないよ？」








と、その瞬間




くちびるがくっついた








貴方「へ！？」



日向「俺、Aのことが好きだから優しくしてたんだよ」


貴方「え、え！？」









日向「だから、いい人なんかじゃないよ








下心しか持ってないよ？」




ふっと静かに笑う姿に、ドキッとしてしまう









貴方「ご、ごめんなさい、全然気づいてなくて」



自分でもわかるくらいビクビクしてる…












日向「いいよ、今から意識してもらうんだし」






貴方「えっ？」







もう一回、キスをされる



























日向「俺をいい人って言ったこと、後悔させるからな？」













日向くんは私の制服に手をかけ















静かに唇を舐めた

終わり←らっきょうのようにとんがった髪の0%

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