好きだから…6 ページ9
☆
『明日から夏休み…家の畑の手伝いや宿題など…』
声が遠くなっていく。
どんどんと…どんどんと…
そして、なにも聞こえなくなっていk…
ヒヨリ｢A、起きなさい。｣
妖精の声が聞こえるわ…。そう、可愛らしい妖精の声が…。うふふ、あはは…
ヒヨリ｢A、ヤバイって…ねぇ。A｣
なんだようるさいなぁ。今夢の国に来てるんだ。妖精さんでも邪魔しないでよ。
ヒヨリ｢A!!おきろっっっ!!｣
｢ぎゃっ!!｣
突然、耳元で叫ばれる声。
それと同時に私は横に倒れ、四年生の男の子の肩にぶつかってしまう。
不振そうに私をジトッと睨む男の子にすまんと軽く会釈してから起き上がり、ヒヨリをみる。
｢ヒヨリ、どしたの？｣
ヒヨリ｢どしたのじゃないでしょ。終業式。今!!｣
ヒヨリは私を軽く睨み付け、舞台前で話している太っちょの校長を｢ん｣と指差す。
あ、そっか。今終業式か。←
思い出したところで
｢ヒヨリさん、Aさん、静かにしてなさい!!話ちゃんと聞いてるの？｣
先生に怒られた。
｢あははは…｣と二人で苦笑いしてから、先生がいなくなるとヒヨリがボソッと呟く。
ヒヨリ｢怒られた…。今まで私、怒られたことなかったのに…｣
あはは…((汗 すいません、ヒヨリさん。
☆
｢そうじゃん!!明日から夏休みじゃん!!!
ヒヨリ｢A、静かにっ!!｣
ヒビヤ｢もう少し意識持ってよ!!まわりにバレたら大変なんだから!!｣
二人に凄い勢いで口を塞がれる。今にも窒息死させられる勢いだ。
まぁでも少し大声出しすぎた。そこは流石にあやまらなければいけないだろう。
私が謝ったところで、二人は次から気を付けろみたいな顔で見てくる。
これは信用されてないな…うん。
今まで数回こういうことがあったので多少は慣れていたが、さすがにこれは悲しいよ？
ヒヨリ｢ふぅ。ん、それじゃ明明後日またバスのなかで。｣
ヒヨリはそう言うと頷くヒビヤと私を見て微笑むと｢楽しみだね｣と優しく言った。
ちらっと横を見るとヒビヤは少し顔を赤くさせて｢う、うん｣と俯いて言った。
…やっぱり私じゃ敵わないのかなぁ。
そう思ったとき
ヒヨリ｢…じゃあ今日は途中のバス停まで三人一緒で帰ろっか。｣
ヒヨリは笑ってそう言ってくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾊｽｷｻｧﾝ - マウさんの作品どれも好きですっ... 更新しばらくないですが頑張ってください！ (2017年9月1日 15時) (
レス) id: f5ed354123 (このIDを非表示/違反報告)
マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)(プロフ) - ＾ｐ＾絶望@狛日＾ｐ＾さん» マジですかっ!!遥貴LOVEなんですよぉっ!!もう遥貴であの世へ行けるなら本望じゃないってくらi((ry 爆発ですか!!笑 また遥貴同盟の方が増えて私も嬉しい限りです(｀･ω･´)☆← (2014年11月23日 19時) (レス) id: 982fa29ed3 (このIDを非表示/違反報告)
＾ｐ＾絶望@狛日＾ｐ＾(プロフ) - マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)さん» ところで遥貴が好きなんですよね？（笑顔 私もです（笑顔← 好きすぎてこの気持ちがわかりすぎて爆発しそうです（ (2014年11月16日 20時) (レス) id: 6b501c74b8 (このIDを非表示/違反報告)
マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)(プロフ) - 絶望@狛日さん» ありがとうございます笑 この作品では書きませんが、他のに書こうかなと…笑 結局まだ書けてませんが(^^;←おい (2014年11月16日 18時) (レス) id: 982fa29ed3 (このIDを非表示/違反報告)
絶望@狛日(プロフ) - 遥貴…だと…！？マウさんの文才でかいたのを見た日には萌え死んじゃう…（（（ (2014年11月11日 20時) (レス) id: 6b501c74b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マウ(遥貴LOVEの一流ハルタカー☆) | 作成日時：2014年5月15日 20時
