好きだから…8 ページ14
「あ、あの…ヒビヤ、おはよう?」
私がメデゥーサに石にされたように固まっているヒビヤにそっと声をかけるとヒビヤはビクッと一瞬肩を上げてから、のけぞった。
ヒビヤ「え?あ、うっうわぁ!!おおおおはよう!!A!!…に、ヒヨリ…」
とんでもない大声で叫び声をあげたかと思えば、今度はどんどん声が小さくなり、ヒビヤの顔は赤く、また俯いていく。
…いちいちリアクションが忙しいよな。ヒビヤは。
ヒヨリ「うっさい大声出すな!!キモい!!」
ヒビヤ「あ、ごごごごめんなさい…!!」
「ふふっ、二人ともホント相変わらずだね〜w」
そう笑っていると
「まもなく発車いたします。お立ちになられているかたは席にご着席願います。」
と運転士さんがアナウンスをかけた。
いそいでヒヨリと私はヒビヤの横に並んで座る。
ヒヨリ「あ、待って!!A!!席、交代したげる。まぁまぁ遠慮はなさらずに。ね?」
とヒヨリはそそくさと席を立ってヒビヤと私の間から抜けヒビヤと逆の私の隣に腰かけた。
ヒビヤはちょっとだけ残念そうな顔をして「あ、あの、ヒヨリ…」と消えそうな声で喋っていたがヒヨリの耳には届かなかったようだ。
まぁ、そりゃそうだよね。ヒビヤはヒヨリのことが好きだから隣がいいよね。
…なんだかヒビヤに悪いことしちゃったなぁ。
バスのドアが閉まって、私達を乗せたバスはゆっくりと発進した。
景色がゆっくりと流れていくうちに少しブルーだった気持ちも少し晴れるような気がした。
「…楽しみだな。」
私はぽつんと何気なく口に出した。
ヒヨリ「ん?なんか言った?」
「あ、ううん!!別に大したことじゃないよ!!ただ、楽しみだなって…」
ヒヨリ「うん、私も楽しみ!!それよりさ、ポッキー持ってきたよ!!一緒に食べない?」
そう言って箱をバックから取り出して笑った。
「あ、食べたいなぁ!!あ、はい。ヒビヤも。」
そう言ってヒビヤに渡すとヒビヤは「あ、ありがと…」と言って受け取った。
ヒヨリは「Aとだけで食べるつもりだったけど仕方ない。いいわよ。」とポッキーをポキッと折って言った。
そこから駅に着くまでの間、ヒビヤはなんだか居心地が悪いなぁ。と思っていたことは女子トーク中の私達は知るよしもない。
☆
皆さんお久しぶりです!!
久しぶりのヒビヤ登場…ちなみに明日はポッキーの日ですね!!
明日もログインして、遥貴でポッキーゲーム書きたいなぁなんt((
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ハスキサァン - マウさんの作品どれも好きですっ... 更新しばらくないですが頑張ってください! (2017年9月1日 15時) (レス) id: f5ed354123 (このIDを非表示/違反報告)
マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)(プロフ) - ^p^絶望@狛日^p^さん» マジですかっ!!遥貴LOVEなんですよぉっ!!もう遥貴であの世へ行けるなら本望じゃないってくらi((ry 爆発ですか!!笑 また遥貴同盟の方が増えて私も嬉しい限りです(`・ω・´)☆← (2014年11月23日 19時) (レス) id: 982fa29ed3 (このIDを非表示/違反報告)
^p^絶望@狛日^p^(プロフ) - マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)さん» ところで遥貴が好きなんですよね?(笑顔 私もです(笑顔← 好きすぎてこの気持ちがわかりすぎて爆発しそうです( (2014年11月16日 20時) (レス) id: 6b501c74b8 (このIDを非表示/違反報告)
マウ(九ノ瀬貴音になりやがれ!!(^q^)←)(プロフ) - 絶望@狛日さん» ありがとうございます笑 この作品では書きませんが、他のに書こうかなと…笑 結局まだ書けてませんが(^^;←おい (2014年11月16日 18時) (レス) id: 982fa29ed3 (このIDを非表示/違反報告)
絶望@狛日(プロフ) - 遥貴…だと…!?マウさんの文才でかいたのを見た日には萌え死んじゃう…((( (2014年11月11日 20時) (レス) id: 6b501c74b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マウ(遥貴LOVEの一流ハルタカー☆) | 作成日時:2014年5月15日 20時