4話 ページ6
”死からは決して逃れられない”
”人はいつか…死ぬ”
”それが遅いか……早いかだ”
Aは自分の病室に戻ってきていた
先程までいた五条は用事があると帰っていってしまった。病室にはAと虎杖が二人だけ
虎杖「………その…悪い…。」
『？』
虎杖「母親………助けられなくて。」
『………。』
虎杖「Aはこれからどうしたい？」
『………。』
虎杖「もし………もしさ…。どこにも行く場所がないなら………、俺と！俺と一緒に来いよ！」
『？？』
虎杖「俺、お前の声聞いてみたいんだ！
それから色んな表情も見てみたい！
明日退院だろ！俺五条先生に頼んでみるわ！」
そう言って虎杖は帰っていった
一人になった病室で若咲は聞く
若咲「どうするんだ？」
『………母さんが死んだ今…私に生きる理由はないから…。』
若咲「母親が死んだこと……悲しくないのか？」
『………ある本を読んだ…。”人は死を怖がるものだ”という本
それを見て、疑問を持った…。人はいずれ死ぬのにどうして死を怖がるのだろうって…。
人はいつか死ぬよ…。それが遅いか…早いかだから
母さんはそれが早かったってだけ…。多分私も………早い方だと思う』
若咲「…………そうか。」
次の日虎杖は昨日言った通り病室に来た
虎杖「よっ！」
『………。』
若咲「待っておらんぞ小僧。」
虎杖「えぇ…！？」
若咲「Aは…お前と一緒に行く気はないぞ。」
虎杖「うぇぇ！！？せっかく五条先生に許可もらったのに！？」
若咲「………ふんっ。仕方ないことだ…。俺だって嫌なんだ。」
虎杖「？？」
虎杖は若咲の言葉によく分からないという顔をする
でもAの表情を見てなんとなく察しが付いてしまった。
これから
この子は死ぬんだと……分かってしまった。
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麗 - このお話続きとても楽しみです。 (2021年1月22日 13時) (
レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年1月2日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなくそわっしょい | 作成日時：2020年10月28日 23時
