第232話 だから、僕は…。 ページ4
蒼井「そ、そう…なんだ…。」
その時、俺は気がついた。
賢章「あ!しょーたんここに戻ってきてどうしたの?てっきり寝てたと思ってたのに…。」
蒼井「…賢章君に、聞きたいことがあって…。」
賢章「?…俺に?」
蒼井「うん。」
賢章「…わかった。場所、ちょっと変えよっか!こっち来て!」
蒼井「…うん!」
俺はしょーたんを自分の部屋に案内した。
賢章「…ここが…俺の部屋。」
蒼井「…綺麗だな〜…。」
賢章「しょーたんに比べたらまだ汚いよ。…で、話って?」
なんとなく、深刻だと思った。
蒼井「うん…あの、さ…。僕が指輪、渡した相手って…Aちゃん…なの?」
賢章「…え…。な、なんで?」
蒼井「A…。この名前がすごく懐かしいの…。それにね?…苦しいの…!Aちゃん、いつも僕のこと見る時、すごく悲しそうな目で見るの!今日もそうだ…。僕…Aの事ッ…!」
賢章「しょーたん…少し、落ち着いて…?」
俺は悩んだ結果…しょーたんに話すことにした。
賢章「去年の春、しょーたんの事務所にAちゃんが来たんだ。そこで佐藤さんが思いついたのは「シェアハウス」、一部屋2人ずつで…しょーたんとAちゃんは同室になった。ふたりでずっと一緒にいて…しょーたんは、何でも自分でできるって…いつもサバサバしてひとりで抱え込むAちゃんが心配だって…何度も俺に言ってきた。」
蒼井「…」
賢章「そんなある日、しょーたんが出てるうたプリのDVDの特典としてハワイに撮影に行ったんだ。その時は、多分Aちゃんも少しずつしょーたんに惹かれていったのかもしれない。…俺も詳しくは知らない…でも、そこでしょーたんとAちゃんは付き合った。そこで…Aちゃんが、倉庫に閉じ込められた時も、しょーたんが助けに行ってAちゃんの代わりに傷を負ったと聞いた。」
蒼井「つまり、僕達は…」
賢章「…そのとおりだよ。しょーたんとAちゃんは付き合ってた。一度別れそうになったけど…またよりを戻して…プロポーズするって…しょーたん…すごく張り切ってた。指輪を買って、プロポーズして…うまくいくはずだったのに…しょーたんの地元、福井県に向かう時、しょーたんが誰かに突き飛ばされてトラックに引かれたんだ…!」
蒼井「そ…んな…!それで、僕は…記憶を…。」
賢章「…うん。トラックにぶつかった時と、地面に叩きつけられた時…頭を強く打ったって…。」
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ら3ら2か(プロフ) - ああああああ!!!!やばいやばいやばいですよ!?もうだめだ、想像したらニヤニヤが収まらぬ。私には足りない何かがッッくッ!!!pink最高です師匠ッ!!! (2016年6月2日 20時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
shiina(プロフ) - お久し振りです! 更新楽しみに毎日を過ごしてます。 この所のしょーたん 病んできてませんか? 病みしょーたんも 魅力的です!現実のしょーたんもこんな感じになったりするのかな?とか考えて見たりしながら読むと余計にドキドキして面白さ倍増!次回の更新楽しみです (2016年6月1日 8時) (レス) id: 43b024c937 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - しーちゃん、しょーたんがしょーた様になってるよ!?病んでない!!?笑 (2016年5月31日 7時) (レス) id: 5e44e06783 (このIDを非表示/違反報告)
まなんぬ(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみに待ってます! (2016年5月25日 18時) (レス) id: b13ec22bbe (このIDを非表示/違反報告)
ら3ら2か(プロフ) - 師匠!!お風呂ひゃっはー!!!!!次は甘ぁーい展開期待しております( ˙-˙ )更新がんばってくださいね!!!!私は一気に5個更新疲れました( ˙-˙ )私も頑張ります。 (2016年5月23日 22時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年4月5日 21時