男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、また、一から……やり直します…。

第231話　みんな必死に…。 ページ3

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リビングに、のそのそとしょーたんが帰ってきた。

宮野「あれ？蒼井君戻ってきたの？」

宮野さんに話しかけられるとしょーたんは一瞬ビクッとした。

蒼井「あ…えと…その…あの…、」

宮野「ぷっはは！！そんなにかしこまらなくてもいいんだよ？」

蒼井「…と、言われましても…。」

…そうだよね…。自己紹介したとはいえ、まだあって数時間しかたってないんだもんね…。それに、覚えていた記憶がいじめを受けていた時のしかなかったらなおさらだよね…。

賢章「しょーたん！」

俺はしょーたんに声をかけた。
すると、困惑してたしょーたんの顔が一気に笑顔になった。

蒼井「賢章君！」

宮野「まったく、ほんと仲がいいんだから〜！てらし―と俺みたいにさ！」

宮野さんが寺島さんの名を出すと、横にいた寺島さんが驚いた顔をしてこっちを向いた。

寺島「え！？俺！？」

宮野「え〜！？俺たち親友でしょ〜！？」

寺島「ま、まぁね…。」

宮野「う〜ふ〜ふ〜！そうでしょ！…そうでしょ！？寺島君もそう思うよね！？俺たち…もう危ない関係まで行きそうだよね！？」

寺島「マモちゃん気持ち悪いよ…。あと、危ない関係になんか行かないから…。ほら、蒼井君と賢章君も引いてるから。」

宮野「え〜！？何が気持ち悪いの〜！？俺の〜ど〜こ〜が〜…気持ち悪いッの〜〜ん！！！」

と、いいながら宮野さんは変顔をした。

僕はその光景を苦笑いで見ることしかできなかった。

蒼井「ぷっはは！！」

賢章「…え？」

蒼井「はははっ！！」

横では、二人を見て笑っているしょーたんがいた。

蒼井「はぁーはぁー…ふぅ…すみません。お二人のやり取りが面白くてつい…。」

宮野「よっしゃあっ！！！！」

蒼井「…？」

そう叫ぶと、宮野さんはほかの人たちのほうに向いてドヤ顔をした。

宮野「皆〜！！！蒼井君俺のギャグで笑ったよ〜！」

その一言でピシッと亀裂が入ったかのように全員が一瞬止まった。

全員「…は…？はぁぁぁぁぁぁああああ！！！！！！？？？？？？」

宮野「蒼井君の最初の笑顔俺がもらったもんね〜！」

谷山「くっそぉ〜！マモちゃんにさき越された〜！今笑わせるギャグ考えてたのに〜！」

「おれも〜！」「まけた〜！」

という声が次々と出てきた。

蒼井「…？えっと…。」

賢章「…クスッ…。皆、しょーたんのこと笑わせようと必死だったみたいだよ？」

蒼井「…僕を…？」

賢章「うん！前はすっごく笑ってたんだよ〜？」

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