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四十四話 ページ46

平助「お、お前!風間千景!?」


風間「今の言葉、取り消せば命だけは助けてやらんこ
  ともないぞ」


千景は見下すように新選組を見ながら言った。


土方「てめェ風間、なんたってウチの屯所に来やがっ
  た。Aを取り戻した癖俺らに喧嘩吹っか
  けにきたのか」


土方は千景を睨みつけた。



天霧「おやめください」



そんな中両方の間にたって抑止した天霧





天霧「新選組の方々、風間の無礼お許しを。
  私は天霧九寿と申します」



天霧は自己紹介して一礼した。




風間「天霧、貴s「よぉ、久しぶりだな」



風間の言葉を遮り話し出したのは



左之助「不知火まできてやがったのか!」



不知火「まぁいろいろあってな、そうすぐに刀を抜こ
  うとするなよ」



不知火は呆れたように笑った。




千鶴「皆さんなぜここに?Aさんはいらっしゃ
  らないのですか」



千鶴の言葉を聞いて、3人は真剣な表情になる。



天霧「私の方から単刀直入に話します。

  ____姫様が蘭童の元へ連れ去られました」




全員「「!!!???」」




平助「Aが、蘭童に!?」



左之助「おいおい、お前たちがいてAを守れな
  かったのかよ!」



不知火「不幸なことに、奴らは俺ら戦力の男鬼がいね
  ぇ時を狙って姫さんを襲ったんだよ」



総司「へぇ、随分悪趣味だねそいつら」



千鶴「そ、そんな…Aさんは無事なんでしょう
  か」


千景「蘭童はAを俺から奪おうとしている。
  今もAが無事か保証もできん」



千鶴「じ、じゃあAさんは…!」



全員がざわつく中天霧が話し出した




天霧「我々に、貴方方新選組の力をお貸しいただきた
  い。姫様のお命を何としてもお救いしたい」



天霧はその場に頭を下げた。




土方「なるほどな、それでわざわざこの屯所に馳せ参
  じたってわけか」



千景「返答次第ではここで貴s/天霧「風間」



千景に余計なことを言わせまいと天霧が口をはさん

だ。



平助「俺は助けたい、Aのこと」


先に口を開いたのは平助であった。


左之助「…だな。俺らにとってもAは大切な奴
  だ。俺も一人の男として女を助けたい」


左之助もその場で笑ってみせた。


総司「強い奴と戦えるなら僕もいきたいな」


千鶴「皆さん…」



それぞれの言葉に千鶴は瞳に涙を浮かべた。

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作者名:永舞 | 作成日時:2020年12月31日 20時

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