【歌い手】二人の王子と世界を持った一人のお姫様【うら*さか】

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貴方 side



『ごめんなさいまふ王子…』



まふ「いいよいいよ！悲しいけど、君が決めたことだからね…！でも僕はずっと好きだから…！」




振っちゃった……




泣きそうな顔して笑わないでほしいなぁ……





でも、、、




私は助けてくれたうらた王子が好き。




いつも笑ってて周りを賑やかにさせてくれる坂田王子が好き。







ﾜｧｰ!



すると突然、国民が騒いだ




「王女様よかったです！」


「生き返った！！」


「お幸せに！！」



沢山の言葉が飛んできた。



嬉しいなぁ。




心が暖かいなぁ。




・





・





・


翌朝。



私は久々にフレア王国に行こうと思った。




王様「どこにいくんだ？」



『…………ちょっと久しぶりにフレア王国に…』



王様「…………そうか」





私は浅く礼をして王宮を出た





坂田「王女様！」



『あ、えっと、、、坂田王子…！』



坂田「行くんでしょう？フレア王国に」




えっ、



フレア王国に行くことを知ってる、って……？



『は、い。久しぶりに、いきたいなって』



坂田「行こう。俺がつれていってあげる。一人は危ないからね」



そうやって笑った。




ドキッと心臓が跳ねたのは言わない。





私は白馬の後ろの方に横向きで座った。



跨(また)ぐ、なんてやっちゃいけないって言われたもの(笑)




坂田「ゆっくり行くね」



『あ、ありがとう…』







私たちはフレア王国への道のりをゆっくり進んでいった






『あ、』




私は見付けた。




途中にある木に、絵が描かれてるのを。




フレア王国の印だ。





すると私の頭に何かが過った。




『私が描いたやつだわ。あの印！』




坂田「印？」




坂田王子は進むのを止めて下ろしてくれた。




『……！やっぱりそうだ…！』




坂田「んー、よくわからないけど、そろそろ行こうか。人が待ってるんだ」



『あ、え、っと、ごめんなs 坂田「いいよ、謝らなくて。」え……』



謝ろうとしたときに坂田王子がぴとっと人差し指を私の唇にあてた




ドキドキが止まらなくて……。




坂田「行こっか」




私はまた白馬に乗り、ゆっくりフレア王国を目指して進む


・





・



坂田「あ、うらたさーーん！！」



元気だなぁ



うらた「あ、坂田遅い！！！待ちくたびれた！」



背が低いからかぷんぷん怒るうらた王子が可愛いと感じてしまう



『ごめんなさい！！私が寄り道しちゃって…』

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