沖田総司の脇差参 (ページ24)

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手入れ部屋ページ24

姫国side
今剣「あっ。てきがきましたよ！」
髭切「頑張ってねー。なんとかくん」
姫国「間違えてもいいんで、せめて名前はちゃんと言ってください」
僕を前に残して下がるお爺ちゃんたち
姫国「さっさとドロップしろや大包平！」
刀装は全部剥がれた
おまけに軽傷
距離を詰めすぎない方がいい
けど、多勢に無勢・・・
お爺ちゃんたちは助太刀する気はあまりないようだ
刀を抜いてはいるけれど、戦う気力を感じない
まぁ、昨日も出陣してたらしいし
僕一人でやるしかないよね
けれど、圧倒的に多い時間遡行軍
あっという間に僕は中傷になった
姫国「あぁクソッ。僕を傷つけたっちゃけん、死んでも文句は言えんよね！」
真剣必殺！
姫国「僕が沖田総司の刀ってこと、忘れとったん？」
会心の一撃！
辺りの敵を斬り伏せる
姫国「あー。クソ。ボロボロじゃんか」
ガシャッと、何かが落ちる音がする
鶯丸「おぉ！」
すたすたとこちらに歩いてきては、刀を拾い上げる
鶯丸「大包平だ！」
姫国「や、やっと帰れる・・・」
今剣「にしても、姫国さん。とてもこわかったです」
鶴丸「あぁ。流石と言ったところか」
髭切「すごいねぇ。まだ肌が粟立ってるよ」
今剣「すごいびりびりしてました」
三日月「さて、姫国が中傷だ。本丸に帰って手入れをしようか」
誰のせいで中傷になったと思ってんだよ
鶴丸「どれ。俺が久し振りにおぶってやろう」
姫国「僕、もうそんな小さくないしいいよ」
三日月「おやおや。ふられてしまったな」
鶴丸「あぁ。残念だ」

本丸に帰り、すぐ手入れ部屋に入る
姫国「あぁー。クソ。痛ぇー」
つーか、マジで今日平安のお爺ちゃんたち何もしてねぇじゃんか
長谷部「入るぞ」
姫国「どうぞー」
長谷部「派手にやられたな」
姫国「ほんとに痛い。中傷なんて、久し振りだからさ」
長谷部「というか、さっきの口調、大和守たちが聞いたら驚くぞ」
姫国「大丈夫大丈夫。そこら辺はしっかりしてるからさ」
長谷部「聞かれても、俺は何にもフォローしないからな」
姫国「そんときはそんときでしょ」
長谷部「怪我したり、怒ったときに口調が変わるのは、昔から変わらないな」
姫国「だってイライラするんだからしょうがないでしょ」
長谷部「鶴丸が、ゆっくり休ませてあげてくれと言っていた」
姫国「うぅー。鶴さん優しい・・・」
長谷部「あとで大和守たちが来ると思う。機嫌直しておけよ」
姫国「はーい」