沖田総司の脇差参 (ページ19)

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姫国を元気付けようページ19

姫国side
清光さんが修行に出て、二日目
日本号「おい姫国。約束、忘れてねぇだろうな」
姫国「わかってる。手合わせでしょ」
僕たちは、道場に向かった

カァンッと、木刀が弾き飛ばされる
長谷部「姫国！？」
姫国「ぐへぇっ」
日本号「うおぉ！？マジか」
日本号の攻撃が腹に入り、壁に激突する
ちなみに兄さんは見物その一だ
薬研「おいおい大丈夫かよ」(見物その二)
宗三「一体どうしたんです。貴方らしくない」(見物その三)
不動「姫国が弱くなった」(見物その四)
博多「ていうか、朝からずっと上の空ばい。今日は休んどき」(見物その五)
姫国「・・・うん」
どうしても、気分が上がらない

薬研side
薬研「重症だな」
加州であれなら、長谷部のときはどうなることやら
宗三「まさかあそこまでとは」
日本号「そんなにしょげるか？普通」
長谷部「加州清光は、昔、一度折れている。どうしても、その時のことを思い出してしまうんだろう」
だからか
あいつも、"兄"になったんだな
不動「ひっく。にしても、姫国が負けるなんてめずらしいよなぁー」
博多「いつもは大体負けなしやもんね」
不動「落ち込むなんて、らしくねーのに」
薬研「だな。・・・博多、短刀を集めるぞ」
博多「がってんしょうち！」
道場を出ていく博多
不動「集めて何すんだよ」
薬研「姫国を元気付けようかと思ってな」

博多「連れてきたばい！」
薬研「ありがとな」
信濃「でもさ、姫国さんを元気付けるったって、僕たち、姫国さんの事、あんま知らないよ」
薬研「別に何もしなくていい」
今剣「じゃあ、どうやってげんきづけるんですか？加州さんがかえってくるまで、ずっとあのちょうしだとおもうんですけど」
乱「だよねー。どうするの？薬研」
薬研「あいつの脇差の性を目一杯引き出す」
何かしてた方が、気が紛れるかもしれないしな
厚「おい、それって・・・」
薬研「あぁ。姫国に迷惑かけまくれ」
愛染「姫国、世話好きだからな」
鯰尾「そういうことなら、俺たちに任せろ！」
浦島「なに楽しそうなことしてんのー？」
骨喰「手伝う」
青江「ふふふ。僕たちに任せなよ。・・・いたずらの事だよ？」
後藤「良いのかよ。薬研」
正直悩む
短刀だけなら、姫国も「しょうがないなぁ」とか言って世話しただろうよ
脇差(堀川と浦島と骨喰を除く)は普通にキレるかもしれない
「それぐらい自分でしなよ」とか言って怒りそうだ
堀川「薬研くん。もしものときは、僕が止めるから安心して」
薬研「・・・頼んだ」