いざ、池田屋へ ページ31
姫国side
レベリングを終え、あれよあれよという間に一週間が経った
まぁまだ僕はカンストしてないけどね
加州はlevel98
どうして最後まで練度を上げなかったんだろ
そんなことを考えながら戦の用意をする
長谷部「姫国!」
姫国「兄さん」
長谷部「これを持っていけ。主からだ」
姫国「御守り、だよね」
長谷部「あぁ。必ず、生きて帰ってこい」
姫国「勿論」
加州「お、来た来た」
姫国「ごめん」
安定「はいこれ」
姫国「これ新撰組の羽織だよね。何で僕に?」
取り敢えず着とく
なんかサイズぴったりだな
どうして・・・?
安定「新撰組の誰かに見つかっても、怪しまれないようにね」
はっとする
何ボーッとしてたんだろ、僕
姫国「加州や堀川は着てないじゃん」
長曽祢はちょっと色が違うだけで
加州「そりゃ練度の差だよ」
姫国「ぐう」
和泉守「悔しかったら強くなれ」
姫国「うるさい若僧!」
和泉守「お前のがチビだろ」
姫国「誰がチビだ!」
長曽祢「そこまでだ。・・・行くぞ」
加州、安定、和泉守、堀川「「「「応!!」」」」
皆の顔つきが変わる
そりゃそうだよね
自分たちに関わる歴史だもん
負けてられないな
きっと、今日の皆は凄く強い
置いてかれないようにしなきゃ
辺りに桜吹雪が舞う
桜吹雪が収まると、そこは江戸。池田屋の前だった
何故だろう。初めて来るはずなのに、何処かで見た気がする
長曽祢「辺りに時間遡行軍はいないな」
姫国「やっぱり、池田屋の中、だよね」
加州「長曽祢さんが扉開けなよ」
安定「そうそう。御用改めであるってね」
長曽祢「大声では言えんがな。上の浪士たちが気づく」
堀川「なら、階下で戦闘もまずいんじゃ」
和泉守「囮が必要になるな」
姫国「なら僕が行く。この中で機動が一番速いからね」
僕と兄さん、主さんに『機動力おばけ』って呼ばれてるんだよね
堀川「僕も行くよ。姫国さん、中で二手に別れよう。僕は裏口から出る」
姫国「なら僕はここの玄関からだね」
和泉守「なら俺は裏口で国広を待ってるぜ」
長曽祢「俺も行こう」
安定「なら僕たちは玄関だね、清光」
加州「うん」
姫国「じゃあ行こう。・・・長曽祢」
長曽祢「あぁ。御用改めである」
長曽祢が、池田屋の戸を開いた
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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki
作成日時:2023年6月2日 20時