hysteric:16 ページ19
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「いやぁー、な?ちょっとからかったらすんごく怒ってなぁ〜!」
「いや、だからバカなの!?!?」
ぺちゃくちゃと走りながら喋る赤髪の坂田という人
どうやら、うらさん(?)という人と喧嘩してしまい、
やけくそになって石を投げたら、その石が第一世代に当たってしまったらしい
その説明を聞いて、私は確信する
あぁ、この坂田さんと言う人はアホ中のアホなんだなって、
「ん?なんかいま君、失礼なこと考えたやろ!?」
「考えてないですよーー」
「なんで棒読みなん!?」
そんな大きな声でつっこむ坂田さんを、
心の中で、うるさっ、と思う
というか…、私 瞬間移動すれば逃げられんじゃん←
なんで自分が能力のこと忘れてたんだろ。やだわぁーー←
そんなことを思いながら、能力を発動させる
何かに勘づいたのか、坂田さんが私を見て声を上げた
「ちょ、なんで能力 発動させようとしてるん!?」
「あ"?なんで気づいたんすか…」
「んー、なんやろ、気配やな!!」
「そうっすか!」
そうニコッと笑って返事をしたあと、
坂田さんを置き去りにして能力を発動しようとした
うん、"発動しようとした"
「わあーっ!!ちょっと待ってやぁ!!!」
「へぁ!?!?」
発動させようとした瞬間、
坂田さんが私の肩を抱いてきたのだ
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「最悪なんですけど…」
私の目の前には、
澄み渡る空と、ユラユラと揺れる赤い髪…
そして、私の上には、
アホの中のアホ、坂田さんがいた
「あたた…っ。……あれ、ここ何処…??」
「いいから はよどけ」
べしっ、と坂田さんの頬を叩けば、
坂田さんはヘブっと言って、横へと倒れる
しくじったなぁ…
あの時、
坂田さんが抱きついたと共に、
能力を発動させてしまったがために、
最悪だ←
そう思いながら、体を起こせば、
辺りは、私の見慣れない光景が広がっていた
「ここどこぉ……」
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ルア(プロフ) - あっ誤字ってました、世界じゃなくて世界観でした (2020年2月17日 21時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - 世界物凄く好みです!こういう系のお話少ないので..更新作者さんのペースで頑張って下さい!楽しみに待ってます!そして、今後の展開が楽しみです! (2020年2月17日 21時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!こういう系統のお話が大好きなので見つけた時にきたっっ!!と確信しました← これからも無理せず更新頑張ってください (2020年2月16日 23時) (レス) id: 524cfd12c6 (このIDを非表示/違反報告)
omizu@中性(プロフ) - コメント失礼します。グヘヘ、世界観好みです、ウフフ←頑張ってください! (2020年2月16日 22時) (レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜李 | 作成日時:2020年2月15日 14時