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千堂「お、お邪魔します!」
『ゆっくりしてね〜
あっためなおすだけだから、すぐにできるよ』
千堂「おう、」
落ち着かない様子のあっくん
『ソワソワしてどうしたの?』
千堂「いや、女子の部屋初めてで緊張してるっつーか
(好きなやつの部屋で正気でいられる男はいんのか?)」
『なるほどね
あ、あんまり物色しないでよ?』
少しふざけた調子で言うと、しねーよ。って突っこんでくる
いつも通りのあっくんだ。
それから、昨日頑張って作ったご飯たちを火にかけて温める
『よし。
あっくん出来たから、テーブルまで持っていくの手伝ってー!』
千堂「おー、美味そう!」
『味には自信があるかな!』
千堂「何か、こーやってみるとAは良い奥さんになりそうだな」
『相手がいないんだけどね〜』
千堂「誰もいなかったら俺が貰ってやるよ」
『む。馬鹿にしてる?』
千堂「してねーよ!
ま、Aは良い人だし相手なんてどこでも見つかるだろうなー」
『好きな人と、結婚したいよね』
千堂「だな。」
空気がしんみりしてしまった
『でも最終的にあっくんが貰ってくれるなら、将来は安泰ってことだ』
千堂「なんだそれ(笑)」
『色々知ってるし安心かなー?なんて。
よし!食べましょう!』
『「いただきます」』
最近はご飯を誰かと食べることが多いような気がしてとても幸せ
だからこそ前みたいに一人ぼっちの日は前より寂しさが増してしまった
ごはんを食べ終えてあっくんが帰り、またいつも通りひとりになってしまった
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作者名:HAL | 作成日時:2021年10月10日 3時