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ジャングルジムの上からみた景色はまたいつもとは違う花火だった



『綺麗だねぇ……』





千堂「意外といい角度で見えるから、結構好きなんだよな。」



『うん、あっくん良いトコちゃんと知ってたね!』









ジャングルジムの上って聞いた時は若干バカにしていた私ですが、実際に景色を目の当たりにすると違う





家の屋上のような高さはない

でも、地面から見上げている訳でもない




中途半端な高さだと思っていたけれどこれもまた新鮮でとても楽しむことが出来た









『花火、キレイだったね。
あっという間…』


千堂「月が、綺麗ですね。」




『え?月?

…あ!本当だ!!今日は綺麗な三日月だね』



千堂「……そうだな。」




千堂「よし。
暗いし、帰ろーぜ!送ってくわ」



『そだね、今日誘ってくれてありがと』


千堂「こちらこそ、来てくれて…
後は、話聞いてくれてありがとな」


『あはは、話ぐらいならいつでも聞くよ?







ねえ、良かったら家でご飯食べてかない?』






千堂「へ、」



あっくんが停止した。

『うちの親仕事で海外行ってて、いつも1人でご飯食べてるからさ、たまには誰かと一緒に食べたいなって思って。』



千堂「いいの?」


『うん。いいよ』




千堂「行く。」




『昨日ね、私久しぶりに肉じゃがにチャレンジしたんだよ!』


千堂「手作り?!」


『そうだけど、、何か。』



千堂「いや、意外とそういうのすんだなって…」


『三ツ谷くん見てたら頑張らなきゃって思って…』






千堂「三ツ谷くん…か。」


『うん、東京卍會の三ツ谷くん』


千堂「あの人、すげぇよな」


『凄いよね。

だから、私もたくさん美味しいご飯作れるようになってみんなに食べてもらいたいんだ〜


あっくんは第1号!』



千堂「え、毒味係ってこと?」


『殴るよ?』



千堂「冗談だって!!
Aの手料理か、楽しみだな…」









いつもの調子に戻ったように、私の家までの道のりを馬鹿みたいなことを話して歩いた

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作者名:HAL | 作成日時:2021年10月10日 3時

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