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日向と分かれたあと、今日の晩御飯の具材を買いに行った。
『(肉じゃがなら、にんじんとじゃがいもと豚肉と、こんにゃく??)』
インターネットで作り方を調べてそれに書いてあった通りの材料をカゴに突っ込む
最近は出来合いのものばかり食べていたから料理の感覚なんてほとんど覚えてない。
『まあ、ノリでいけばできるっしょ。』
材料を揃えてスーパーを出た
『うわっ、結構暗くなっちゃったな〜』
帰り道、公園の近くで男の子が絡まれているのを見てしまった
『(助けてあげたいけどごめん私が出ていっても逆効果だ…)』
なんて考えていた
「さっきからゴチャゴチャゴチャゴチャよぉ〜〜」
あれ、あの金髪は…
「うっせぇんだよボケェェェェ !!!」
『(武道じゃん、なんでこんなとこに…)』
武道が脅したことで 絡んでいた不良たちは逃げていった
脅されてた男の子はどうやら日向の弟らしい
あれ、私、意外と日向のこと知らないな
そして、ポツリと話し始める
「姉ちゃん、大事にしろよ」
「オレはオマエの姉ちゃんが大好きなんだ」
なんで聞いちゃったんだろうな
「好きで好きでどうしようもないぐらい好きだった
今日それを思い出したよ」
耐えられる訳もなく、走ってその場から逃げた
盗み聞いておいて、バカみたい
その日は結局作ろうと思ったご飯も作れずに、倒れ込むように意識を手放した
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作者名:HAL | 作成日時:2021年10月10日 3時