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1章〜狭間〜 ページ16

私がしれっと御陵衛士に行ったことはやはり新選組内では騒ぎとなっていた。
島田『副長雪村くんの姿がありません』
土方『雪村が消えただと!?』
沖田『姫川くんと一緒に行ったんじゃ無いかなー?千鶴ちゃん姫川くんと1番親しかったらしいし』
近藤『まぁ仕方ないから良しとするしかないなー』
山南『姫川くんに服部くん其れに藤堂くんまで…寂しくなりましたね』
と新選組内では騒ぎと静けさに包まれてしまった。
一方その頃御陵衛士側では
伊東さんがくれた地図を頼りに2人で其の場所に目指していた。
私『伊東さん達はもう着いたのかな?』
姫川『着いたと思うけど意外と近いようで遠いよな。大丈夫?疲れたなら少し休もうか?』
私『大丈夫だよ。少し不安で胸が苦しいだけだから。』
やっばり姫川くんとは一緒に居たいけど原田さんや永倉さん達と別れるのはやはり寂しい其の事を勘づかれたのか分からないけど姫川くんが私の心を癒すように慰めた。
姫川『ちづちゃんを孤独にはさせないから。御陵衛士として新選組とは対立はしないから大丈夫だよ。また逢えるからきっと。だから元気出してよ。これが最期の別れじゃないんだから、さ』
そう言う姫川くんも多少儚そうな顔をしている
やはり羅刹になったとは言え山南さんと離れるのが辛いのだろう。其れが私の胸に深く突き刺す。私は姫川くんを守りたい。姫川くんの役に立ちたい。其の想いが勝手に口にでてしまった
私『姫川くんも山南さんとの別れ寂しいよね、其の大きな闇を私が出来るだけ埋めるよ。だから姫川くんも元気出して』
そうすると姫川くんは微笑みつつからかうようにこういった
姫川『山南さんの穴をちづちゃんが埋めるの?戯れ言言うんだねちづちゃんが珍しい。でもありがたく其の気持ち頂くよ。ありがとな!』
そのような会話をしていると屯所の拠点にする高台寺の塔頭の月真院に着いた。
其処にはもう最初に出発した隊士達が活動をしていた。
藤堂『遅かったな伊東さんがお待ちだよ2人ともこっちだよ着いてきな』
姫川『わかった。ありがとな。行くよちづちゃん』
私『あ、待ってよ2人とも』回りを見渡してたら置いて行かれそうになったので急いで2人を追い掛けた。
平助くんに連れて行かれたのは大きな部屋だった。部屋には入ってないけどふすまの大きさで大体実感が付く。
藤堂『俺は用があるから行くからよ。後は任せたよ、姫川』
そう言って平助君は行ってしまった。
2人は顔を見合わせ伊東さんに声を掛けた。

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設定タグ:薄桜鬼 , 姫川龍我 , 新選組   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:たつや | 作成日時:2018年3月7日 22時

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