1章〜南〜 ページ11
山南さんの尾行を続けてる内にある疑問が浮かんだ
私『山南さんこんな時間に何処に行くのだろう?』
私は山南さんを見失ってしまったがある部屋に置いてある赤い液体の入った入れ物を見つけてしまった
山南『まさか君に見つかるとはね。お入りなさい。あれが気になりますか?』
私『山南さん。あれはなんですか?』
山南『あれは変若水と言って綱道さんが幕臣からの命令で内密に作られてた秘薬』
私『……秘薬とは?』
山南『変若水は筋力の増量・治癒能力の強化…ですがこれには欠点があります。あなたもごらんになったでしょ?』
私『…!?』
其れは京に着たばかりの頃にあった狂った人たちだとすぐにわかった。
山南『ですがその綱道さんは完成する前に姿を消してしまった。そして、綱道さんの残した資料で私なりに改良したのがこれです。まだ試してはないのですがね』
私『そんなの危険すぎます!成功するかわからないのに、山南さんはそんなんに頼らなくても』
山南『そんなのに頼らないと私は…私の腕は動かないのですよ』
山南さんは強い口調で私の言葉を遮りながら言った
私『でも山南さんは剣を振れなくても知識で新選組を救えばいいじゃないですか?』
山南『剣者として生きられず武士として生きた屍になるというのなら人としても死なせてください…』と言い変若水に手を伸ばし口にした
私『ダメ!!!』って言う私の言葉は届かなかった。
山南『クゥッ……グウァ……ハァハァ』
私『山南さん…大丈夫ですか…?』
山南さんは意識が無いのか私の首を絞めてきた
山南『クフフフハハハ…』
私『山南さん…苦しいです…』
山南さんは少し意識が戻ったのか私を離した
山南『私は賭け事にも弱かったようで、実験は失敗です。さぁ私の意識は既に失い掛けてます。私が意識が無くなる前に殺してください』
私『え…』
山南『大丈夫です。羅刹になったとしても心臓を貫くことが出来れば死ぬことが出来ます』
私『そんなこと出来ません。山南さんを殺す事なんて…』
山南『やりなさい!!でなければ私はあなたを雪村くんを殺してしまう』
と言い私の刀に手を伸ばし私に殺させてようとしてきた
私『誰かー助けてください』
そうすると土方さんが駆けつけてくれた。
土方『おい、大丈夫か?これはどう言う状況なんだ』
原田『山南さん落ち着いてくれ』
永倉『山南さん壊れちまったのかよ』
2人で山南さんを取り押さえると山南さんは寝てしまった。
私もホッとしたのか寝てしまっていた…
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作者名:たつや | 作成日時:2018年3月7日 22時