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へ「貴様........よくもまぁぬけぬけと....！！！」
『そんな怒らないでよ........ここ、抜刀禁止だよ、長谷部。』
へ「そんなこと気にしてられるか！貴様、俺たちに何をしたかわかってるのか！！厚に........どんな思いをさせたかわかっているのか！！！」
そんなこと
分からないわけないよ。
俺が一番わかってるよ。
わかってるのに。
口に出せない。出しちゃいけない。
『そんなの俺には関係ないかな。だってどうでもいいことだし。むしろ、姉さんに復讐できた気がしていい気分だよ。』
こんなこと、言いたくない。
みんなに、そんな顔させたくない。
あぁ、秋田、完全に怯えちゃってる。
ごめんね、怖いよね、憎いよね。
もう少しだけ、我慢してね。
『みんな、今までこんな俺と仲良くしてくれてほーんとありがとうね！おかげで姉さんにいい復讐が出来たよ。もう俺、ここに用はないからさ。出てくね！』
加「........は？」
『だって、もともと審神者になるために来たわけじゃないし、目的は果たしたし。居る意味ないじゃん？』
大「そんなの....勝手すぎる！」
堀「僕達をこんなふうにしておいて....！」
薬「兄弟を返せ....！」
『厚を返す？それは無理だよ。もうあれは、人の姿にはなれない。』
薬「何を根拠にそんな....！治そうともしなかったくせに........見殺しにしたくせに....！」
治そうと、したんだよ。
ずっと、ずっと。やってたんだよ。
少しも、そう思ってもらえないんだね。
もう、終わりだな。
『もう俺には関係ないことだし、あとは櫟木さんにでも頼めばいいんじゃないかな？新しい、俺よりもよっぽど信頼出来る、みんなを愛してくれる立派な審神者が来ると思うよ。....よかったね。これからたっっくさん幸せにね。』
満面の笑みで笑うと、大広間を出て、本丸を出て、予め運んでおいたリュックや手提げ袋を持って、魔法陣のところまで行く。
ぼろぼろ、涙を流しながら。
離れたくない。帰りたくない。
手放したくない。戻りたくない。
『ぅ....っ、........ぁ....ｯ､........ごめん、、、ごめ、ね、、、、みんな........ねえ、さん............。』
後悔が俺の頭を、心を支配する。
今更弁解したって、もう遅い。
............なんで、こんなことになっちゃったのかな。
大好きなみんなと、別れるなんて。
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魄鴉(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます！僕も、自分で書いたものですが読み返すと切なくなります。最後まで、主くんのことを見守っていてください！ありがとうございます！ (2018年8月8日 19時) (
レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも拝見させていただいてます。主くん切ない。続き楽しみにしてます。無理せず頑張ってください！ (2018年8月8日 18時) (レス) id: 759235ef95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魄鴉 | 作成日時：2018年7月3日 19時
