【刀剣乱舞】愛されたかった。愛したかった。【男主】

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みんなを大広間に集めるために



燭台切から話があるっていう体で集めてくれることになった。




これが僕にできる最後の手伝いだからって言って。







『....この浴衣に袖を通すのも、この部屋から出るのも、これで最後....か。』




悲しくて辛くて苦しくて。



だけど、みんなのためなら、いくら自分が傷つこうが、苦しもうが関係ない。



それがみんなのためになるならむしろ本望かも。







........楽しかったな。




来た時は、今剣に脚を斬られて、五虎退や鳴狐、燭台切、一期一振に敵扱いされて....。





初めて燭台切が俺を主と呼んでくれた時。



嬉しくて、あったかくて、大泣きしたっけ。






大和守、加州、堀川、和泉守、鶴丸、石切丸さん、山姥切、三日月さん、秋田、薬研、長谷部、、、、、その他にも、たくさんの子達が俺を主として認めてくれた。




俺はここで生きてる。存在している意味がある。



そう思わせてくれたみんな。





そんなみんなと、こんな形で別れるなんて。





俺も姉さんみたいに、時が来るまでみんなといられると思ってた。




まだ出会ってない刀と出会って、みんなでテーブルを囲んでご飯を食べたり、一緒に万屋に行ったり、縁側でお茶を飲んだり、冬になれば雪だるまを作ったり雪合戦をしたり、夏は花火をしたりバーベキューもやりたかったなぁ....。







やっぱり俺、みんなの事を愛することが出来ていたんだ。




ここで出会ったみんなに、愛し方を教えてもらった。俺自身も、たくさん愛してくれた。



俺も、みんなにお返しができていたのだろうか。








こんなにも好きで、、、大好きで、、、、、。






愛してるみんなと







もうこのまま一生会えないなんて。





神様、俺、なにかしましたか？




どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんですか？





なんでいつも俺から、幸せを奪うんですか？






問いただしても、答えなんてかえってこないけれど。





『........。そろそろ、いい頃かな。







みんなを愛していた俺を捨てて。




俺を愛してくれたみんなを捨てて。








人を愛するって、こんなにも辛くて苦しくて、あったかかったなんて。



もっと早くに........知ってればよかった....。』









ばいばい。審神者の俺。

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