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数時間後
ﾄﾝﾄﾝ
『！はーい。』
ｽｩｯ
一「ただいま戻りました。
負傷者、１人もおりません。」
『はぁ....よかったぁ。流石だね。』
一「ありがとうございます。
それと、これを持ち帰ってまいりました。」
と言って手渡されたのは、一振りの大太刀だった。
新しい刀剣男士だろうか。
『ありがとう、お疲れ様。
石切丸さんを呼んできてくれる？』
一「....はい。」
？
なんか様子がおかしい....。
『....どうかしたの？』
一「あ、いえ！大したことではないので、なんとも((『ダメだよ。ちゃんと言ってくれないとわかんない。俺は一期の主なんだよ？お兄さんだからって、何でも溜め込まないの！』....、すみません。あの、実は....。」
一期は、ぽつりぽつりと話し始めた。
一「私達が、和解したのは良いのですが....。
その、弟達に、どう説明しようかと、悩んで、おりまして....。
今思えば切腹事ですが、私は主殿を殺人犯扱いして、弟達に念を押しています。説明をする暇もなく、和解し、出陣し....先程の光景を見た弟達はどう思ったのか........そしてどのように真実を伝えるべきか....。」
『それねぇ....俺も実は出陣前に悩んでたんだよね。
でもさ、正直に話すのが、１番伝わると思うんだ。』
一「っ正直に、ですか....？」
『うん。
弟達にとって、いち兄は完璧な付喪神かもしれないけど、人の身を得た付喪神なんて、結局人間と変わんないじゃんって俺は思う。
動いたらお腹が空くし、夜になれば眠くなる。
夏は暑いし冬は寒い。
つかなきゃいけない嘘だってある。
相手を大事に思うからこそつく嘘って、悪いことでもなんでもないんじゃない？
たまには、兄とか弟とか関係なしに向き合ってみたら？』
一「相手を大事に思うからこその、嘘....。
ですが、あれだけ嘘をつくなと言っておきながらその本人が嘘をつくなど....！」
『だーかーらー!!!!!!!』
一「！？」
『誰もが完璧な存在になれると思うな！！
元々人間として生まれた俺ならまだしも、一期は元々人間じゃない！！それでもこうして心を、身体をもらって、人間という生き物になって生きてる！！
運動ができるやつだって、ドジをする！！
頭がいいやつだって、間違えもする！！
あれができるからとか、こうしてきたからとか
そんなもん、ただの飾りなんだ！！
誰にだって、ダメな面はある。』
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魄鴉(プロフ) - 宮白さん» 今更の返信大変申し訳ありません....(土下座)僕が主人公の立場になった時、どんな言葉をかけてあげたら彼らの心が動いてくれるのかを考えて、話を書いてきました。それが読者である宮白さんの心に響かせることが出来て、嬉しいです。待ってくれてありがとうございます。 (2018年5月15日 23時) (
レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
宮白(プロフ) - とっても心に響く話です私...どうか、続きを書いてください！待っています！ (2018年3月3日 9時) (レス) id: 0b9d1955c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魄鴉 | 作成日時：2017年11月5日 21時
