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この本丸の惨状を....。
"そこは、俺が想像していたものとは程遠かった。
草花は枯れ、建物は所々腐れている。
本当に誰かいるのかって言うくらい。"
廃れた本丸が、俺が来たことによって何か変わった？
建物自体は、俺の霊力で綺麗になったかもしれない。
草花は、みんなと植え替えたりしたから、華やかになるだろう。
でも、中身は....？
いくら外見が良くても、中身がボロボロのままじゃ意味が無い。
燭台切みたいに、仲間達にすら顔を見せられないような刀が、まだ沢山いるかもしれない。
早く出陣したり、遠征に行ったりしたい刀も多いはず。
俺はみんなに愛されようと、自分のことしか考えずに走り回っていただけだった。
ここにいるみんなの気持ちを考えずに。
"俺は愛されたいけど、みんなを愛せないんだ。愛し方を知らないから。"
違う。もうあの頃の俺じゃない。
ここに来てから、たくさんの愛をもらった。
愛し方を、教えてくれた。
変なところで不器用な俺は、まだ出来ないかもしれないけど。
今度は、"愛されたい"じゃない。
"愛したい"。
俺なりの愛し方で、みんなを愛したい。
櫟「........覚悟ができたようですね。皆様の前でお話をされるのでしょう？私も行きます。途中で遠征や出陣、内番のことについて説明いたしますね。」
ここから、はじまる。
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魄鴉(プロフ) - 宮白さん» 今更の返信大変申し訳ありません....(土下座)僕が主人公の立場になった時、どんな言葉をかけてあげたら彼らの心が動いてくれるのかを考えて、話を書いてきました。それが読者である宮白さんの心に響かせることが出来て、嬉しいです。待ってくれてありがとうございます。 (2018年5月15日 23時) (
レス) id: d3265c7f63 (このIDを非表示/違反報告)
宮白(プロフ) - とっても心に響く話です私...どうか、続きを書いてください！待っています！ (2018年3月3日 9時) (レス) id: 0b9d1955c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魄鴉 | 作成日時：2017年11月5日 21時
